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2001年05月28日

反日感情は高まるか?

早いものでもう五月最後の週です。セメスター制の学校はとっくに夏休みだそうですが、OSUはクォーター制のため現在三学期目後半で、あとちょうど二週間あります。三週間目がFinal's weekです・・・と書いているそばから胃が痛くなってきました。

先週ご紹介した大学の日刊新聞Daily Barometerが州から賞をもらったようです。詳細はこちら。今年のピューリッツァー賞でもThe Oregonianが二部門も受賞しましたし、皆さんすごいですね。

本日の写真は、OSU webcamです。映っている建物はMemorial Unionといい、授業よりもちょっとした催し物のために使われます。また、ブックストアや郵便局、コンビニ、カフェの他にいくつか食事のできるお店も入っています。お店の中のひとつ、Panda Expressにて新発売の「マンダリン丼」が最近のお気に入りです。美味しいんですよー。

さて、今週はこの話題を避けるわけにはいかない!というわけで、本日のお題は映画Pearl Harborです。25日(金)が公開日でした。五月最後の月曜日(今年は28日)はThe Memorial Dayといって戦没将兵記念日なのです。この映画の公開日をThe Memorial Dayに近い週末にあてるのは、なかなか上手いやり方ですね。

反日感情が高まる恐れがあるとのことでしたが、主な新聞などの批評を見る限り、杞憂に終わりそうに思います。もともと反日感情を持っている人が多少煽られる程度では。映画の内容は実際に観てあれこれ言うとして、私はそれよりも配給会社の厚顔さと日本のなめられっぷりに呆れています。日本は国も人もおとなしいから甘く見られるんでしょうね。世の中には隣国の教科書の数行に対して国をあげて抗議している国家もあるというのに。これは戦火に翻弄される恋愛が主題の映画だというなら、その「戦火」が何故独立戦争・南北戦争・第一次世界大戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争のどれでもなく第二次世界大戦の真珠湾である必要があるのでしょうか。上に挙げた戦争での「敵」の中で現在一番抗議活動をしない国だからじゃないか?と勘ぐりたくもなります。

日本公開版では台詞がカットされるそうですが、その理由は「日本はTITANICにおける全収益の2割を稼ぎ出した市場だから」・・・そういうのは「配慮」ではなく「なめた真似」と日本語では言うと思うんですが。そしてとどめは先日の試写会!えひめ丸の事故とこの映画の公開日が近くなってしまったのは不幸な偶然であるにせよ、試写会はなんとかならなかったのでしょうか。配慮した配慮したと言われてもどうも眉唾です。配給会社は、そんなにジャパニメーション(Japanese Animation。いわずもがなだがアメリカで大人気)に嫉妬しているのか?どうせ配慮するなら「後日談」と称して「火垂るの墓」と同時上映するくらいやってもらいたいところですがね。ちなみに、英語版のタイトルは"Grave of the fireflies"です。そのまんまか。

最近のアメリカ製戦争映画はどうも的を射ていないという印象がぬぐえないのですが、それはつまり、戦争を知らない世代に完全に突入しつつあるということでしょうね。もちろん自分もふくめて。それにしても、映画だけでなく、アメリカは戦争をしたくて仕方ないように見えますが。一体ベトナム戦争で何を学んだのか大変疑問です。スミソニアン美術館の原爆展に外部の圧力というか抗議がかかったというのは・・・ま、日本も自分が加害者だったところは隠匿したがるという点においてはいい勝負ですが。とにかく、アメリカがどんなに戦争をしたがっても、日本は絶対に憲法第九条だけは譲ってはいけないと思いますよ。

色々書きましたが、「パールハーバー」に対する私の一番の懸念は、「まさか日本兵はちょんまげ結って零戦操縦してたりしないだろうな」という点にあります。絶対にないとは言い切れませんよね・・・確かめてみたいけれども売上に貢献するのは嫌だなー・・・悩むところです。

投稿者 akiko : 16:17 | コメント (0) | トラックバック

2001年05月21日

金正男と最近のことと郵便事故

少々古い事件になりますが、金正日総書記の長男と見られる人物が偽造旅券で日本に入国しようとして拘束された、ということがありましたね。私はその事件を日本語の新聞のサイトで最初に見ました。誰しも文章を読む時は頭の中で音読するかと思われますが、「金正男」という名前を見て私がとっさに読んだのは「キム・まさお」。どう考えても違うだろーが!と自分で自分に突っ込みを入れましたが、時既に遅し。私の中で彼は勝手に「キム・まさお」さんになってしまったのでした。「キム・ジョンナン」と読むのだと知ったのはしばらく後に英語の新聞を読んだ時です。「キム・まさお」はもちろん口には出していませんよ。私が日本の恥を晒しまくっているんじゃないかとご心配の方々もおありでしょうが、「キム・まさお」の件はとりあえずご安心を。

今日の写真は、大学から刊行されている新聞です。学期中は週末を除いて毎日発刊されています。実は、この新聞の真中にある大きな写真の端っこにちょろっと写っているのは私です。本人でさえ友達に言われるまでわからなかったので、たぶんこの大きさではわからないとは思いますが。

セメスター制の学校は学期が終わったようですが、こちらは中間試験が終わったばかりです。試験が終わってほっと一息・・・といきたいところですが、実はこれからが大変だったり。先学期も学期末は朝帰りばかりだったしなーああお肌に悪い。ルームメイトは、先学期末に私と共通の友人に「明子は最近毎日朝方に帰ってくるんだけど、あれは絶対、ボーイフレンドができたんじゃなくて勉強してるんだわ」と言っていたようです・・・そりゃ確かにそーだけどさー。なにも"It's pretty much sure."まで確信しなくてもいいじゃないか。「そりゃボーイフレンドだったら、朝どころか昼頃帰ってくるだろうからねえ」と言っておきましたが。今学期もぼちぼちそういう時期にさしかかっております。

さて、予告通り郵便事故のお話でも。実は、日本から送った荷物が一箱空っぽになってしまったのですね。箱ごとなくなったわけではないのが不幸中の幸いと言うか余計腹が立つというか、とにかく、「箱がどうやら途中で壊れたらしいんですが」という手紙がきました。それだけでも信じられないような事態なのに、それに加えて、これは長くなるので割愛しますが、その後の対応もお世辞にも誠実であるとは言えないものでした。おかげで文句を言う時の英語だけは自分でもわかるくらい上達しましたよ。ええ。唯一こちらに反省点があるとすれば、本ばかりを入れていたことでしょうか。本は少量でも重くなるので、ぞんざいに扱われがち・・・なーんて、そんなこと理由になるか!というのが本音ですけど。アメリカの方で交渉しても埒があかないので、日本と連絡をとって現在補償手続き中です。荷物が届かなかったとか箱が半壊して中身が減っていたとかいう話は他にも結構ありますので、皆さん注意しましょう。いろいろな点で大らかなのは確かにアメリカ社会の長所で、その恩恵を少なからず受けているのは事実なんですけどね。もうじき一年が経過しようというのに、いまだに慣れない部分があるのも確かです。桃源郷とは存在しないから桃源郷たり得るわけで、どこに住もうがいろいろな形で問題は発生する以上、なんとか自分に降りかかってきそうな実害を最小限に抑えつつ融合していくのが重要だなーとつくづく思います。

投稿者 akiko : 15:37 | コメント (0) | トラックバック

2001年05月15日

日本語禁断症状

日本もここのところ暑いとのことですが、こちらもかなり暑くなってきました。昼間はノースリーブに短パン、サングラスといういでたちの人がぞろぞろしています。しかし朝夕がかなり冷え込むので、この日較差に風邪をひきそうですが。そして、ちょっと気温が上がるとどこからともなくわいてくる、フリスビーをやる人々・・・そういえば、会津大学のC先生(アメリカ人)は年中鞄にフリスビーを入れて持ち歩いてたっけ、などと思い出します。

今日の写真は、日本でもベストセラーになっているらしい本の原作です。「チーズはどこへ行った」、"Who moved my cheese?"です。ルームメイトが持っていたので、ちょっと拝借・・・しかし実はまだ読んでません。これから学期後半にかけて読書をする暇などあるかどうかかなり疑わしくはありますが。

アメリカに来る際、日本にあった蔵書(というほどたいしたものではない)をほとんど処分して学部生時代の教科書だけ持って来たのですが、今となっては非常に悔やまれます。こちらで日本語の本が買えないわけではありませんが、まずここからは遠いし、ただでさえ高い本がさらに高く売られているためにとても買えません。良質の日本語に触れられる機会がまずないので、これからアメリカに長期滞在される本好きの方には、是非とも本を持って行かれることをおすすめします。今なら絶対に手放さなかったのに!という本がたくさん・・・でも郵便事故でなくなっていたかもしれませんけどね。郵便事故の話については、来週お伝えしましょう。

あと、時々無性に恋しくなるのが、日本の漫画!アメリカの漫画は完全にお子様仕様なのです。唯一、ドラゴンボールだけはテレビでやってますけどね。小中学生の時にさんざん観尽くしたからもういいというか、登場人物が英語を喋っている時点でなんだかもうしっくりきません。

日本はいい歳した大人が漫画なんか読んで・・・欧米では云々・・・という言いがかり、もとい批判は放っておきましょう。単に「欧米」には大人の鑑賞に耐えられる漫画が存在しないだけですから(そもそも「欧米」って具体的にどこの国を指してるんだか)。確かに、中には「いい歳こいてそれ読むのはちょっと・・・」と言いたくなる漫画もありますが、全体的にはかなり質が高いと思いますけれど。日本の漫画。大袈裟ではなく、日本が世界に誇って然るべきもののひとつだと思いますよ。と、日本語の小説と漫画の禁断症状がそろそろどうにもならないレベルまで達している今日この頃なのでした。

投稿者 akiko : 03:52 | コメント (0) | トラックバック

2001年05月08日

Momとおふくろ

ウェブサーバが落ちていたようで、更新が遅れました。ごめんなさい。

週末は、Mom's Weekendということで色々なイベントがあった模様です。実際の母の日は今週末ですが。写真は、土曜日に何やら図書館前で楽しそうだったので撮ってみました。これもおそらくMom's Weekendイベントのひとつだと思われます。「思われます」というのは、気軽に連れて来られる距離にMomがいるわけでもない留学生の身分である上に中間試験目前というわけで、実際自分にはあまり関係ないもので・・・。

さて、皆さんご存知のようにアメリカ人はMom大好き!ですね。私のルームメイトは母親との電話を切る時にいつも「アイラヴユーマミ〜」と言っています。わ、私には言えない・・・。いえ、けして母親が嫌いなわけではなく、これこそまさに文化と習慣の違いというやつです。

ところで、"Mom"と「おふくろ」ってまったくニュアンスが違うと思いませんか?Momはエプロンでおふくろは割烹着とかそういうことではなく(そういうことかもしれないけれども)、子供に対する立ち位置の違いとでもいいますか、距離のとり方が違うように思います。"Mom is my best friend."というのはよく聞きますが、「おふくろ」はbest friendとはちょっと違いますよね。「おかあさん」だとbest friendに多少は近づくかな?とも思いますが、まだなんとなくニュアンスが違う・・・ま、英語と日本語を無理矢理同列に置いて論じるのがそもそも間違っていると言われればそれまでなんですが。日本語で「おふくろ」「おかあさん」「かあさん」「かあちゃん」「母」がそれぞれ少しずつ違うように、英語のmomとmommyも違うのかな?私にはよくわかりません。mom/mommyとmotherが違うのはなんとなくわかりますけれども。ちなみに、mummyと綴ってしまうと「ミイラ」になります。しかし辞書によるとmommy(米語)=mummy(英語)なんだとか。「母」と「ミイラ」が同語・・・それでいいのかイギリス人。

投稿者 akiko : 12:06 | コメント (0) | トラックバック