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2001年07月30日

シアトルレポート

金曜日に、シアトルマリナーズミネソタツインズの試合を観にシアトル(ワシントン州)まで行ってきました。というわけで、写真はその試合の模様です・・・と言ってもわかりにくいですよね。佐々木は出ませんでしたが、イチローはいきなり得点を挙げるしホームラン打つしでなかなか活躍していました。球場内に売っているイチロール(スパイシーツナ巻き)と大魔人ロール(鰻巻き)も美味しかったし、ビールも美味しかったし・・・って、何しに行ったんでしょうか私は。

一泊した後、土曜日はシアトルのダウンタウンを散策して、シアトル北部にあるワシントン大学(University of Washington)のメインキャンパスを見学してきました。ここは、会津大の恩師のひとりが修士号を取得した大学なので、ここであの先生が学生生活を送っていたのかと思うと感慨深いものがありますね。特に私の恩師は変わり者で有名ですので・・・類が友を呼んでいるなどと言ってはいけません。

UWは数多くの分野で全米トップ10内に数えられる有名な総合大学であり、教育環境の充実ぶりはさすがだという感じを受けました。ただ、キャンパスが広すぎました。OSUでも十分広く感じる私には、UWの広さは驚異的です。そしてやたらと木が生い茂っていて街灯の少ないUW、日が落ちてからは少々危険そうです。やはり人は南に行くほどに開放的になるのでしょうか。8月にACM SIGGRAPH 2001参加ついでにカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)見学を予定しているので、そのあたりも見てきたいと思います。

シアトルのダウンタウンは坂が多い!腰痛持ちのもやしっ子にはかなりこたえます。スターバックスコーヒー発祥の地だからでしょうか、カフェが多い街でした。スターバックスといえば、スターバックスのシンボルマーク、レーニア山は綺麗でしたよ。私がシアトルに行った日はちょうど曇っていたためか、雲の上にレーニア山が浮いている感じでした。たまたま曇っていたからでしょうが、シアトルは寒い街だと、私の中にしっかりインプットされてしまいました。何故7月末なのに私はほとんど冬の格好をしていたのでしょうか・・・海がすぐそばなので風があるため、という理由もあるかと思います。そんな風の中、オープンカフェでばたばたするページを押さえながら本を読んでいる人たちはなかなか根性ありますね。

投稿者 akiko : 12:25 | コメント (0) | トラックバック

2001年07月23日

初心

週末は、日本に帰る人を見送りにポートランド国際空港(PDX)まで行ってきました。私のバッグが金属探知機に引っ掛かり、目もあてられないほど 物が無秩序に放り込まれたそれを開けられ・・・呆れ顔で「はい、いいですよ」と返されました。人生、いつ何が起こるかわかりません。バッグの中くらい整頓しておいた方が良いようです。

というわけで、写真はポートランド空港です。なかなか新しくて綺麗な空港ですよ。PDXは、去年の9月にこちらへ来た時以来で、来たばかりの時の気持ちを少し思い出しました。あの時は、わくわく4割、どきどき6割、寝不足MAXという大変な状態でした。エコノミークラスで眠れる人はすごいです・・・。そういえば、挙式に向かう中井貴一夫妻と同じ便でしたね。飛行機が離陸してからは腹も据わったようなものの、成田空港にいる間はともすれば「やっぱり帰ろうかな・・・」と思ってしまう自分をなだめるのに大変でしたね。

初心とは簡単に忘れやすいもので、特に私はすぐに忘れてしまうたちなので時々自分にそれを思い出させてやる必要があります。OSUのCSビルディングはなんともいえない特有の匂いがあり、私はそれを自分に嗅がせることによって初めてこの建物に足を踏み入れた時の気持ちを思い出したり・・・かなり怪しい行動であることは承知の上ですが。しかしそうやって自分をなんとかなだめていかないと、とっくに易きに流れて帰国していただろうことを自覚しているからです。

早ければ、そろそろ渡米する人もいらっしゃるでしょう。自覚されているであろう通り、決して楽な選択ではないことは100%保証します。私もまだもがいている途中なので達観した意見は言えませんが、どうやったら自分を頑張らせることができるか、そのあたりを模索しつつなんとか切り抜けるしかなさそうです。自分の励まし方・なだめ方などというのは人それぞれ違いますからね。意外としょうもないことだったりする場合もありますけど。建物の匂いを嗅ぎまわるとか。

投稿者 akiko : 17:09 | コメント (0) | トラックバック

2001年07月16日

ファイナルファンタジー

写真は、寮の共同キッチンです。最近はここでごそごそやっております。公共物なので、壊したり燃やしたりしないように気をつけなくては・・・実際、一度燃えましたからね。あ、私がやったんじゃないですよー。各階にあるわけではないのが少々不便ですね。が、アメリカのキッチンにはデフォルトでついている大きなオーブン!これはかなり使えます。

ちなみに、「デフォルトで」というのは完全にCS用語ですね。「初期状態で」「普通に」などという意味で使います。それはマニア用語だから人様の前でみだりに使わないように!と社長に何度も言われていたにもかかわらずいまだになおっていません。うーん進歩がない。

週末に、封切られたばかりの映画、ファイナルファンタジーを観てきました。日本は秋公開予定でしたっけ?ゲームは、Xが日本で近日発売のようですが。日本の皆様、レポートお待ちしております。(そんなに暇じゃないという突っ込みはなしね)

さて、肝心の映画ですが、上記のリンク先にあるプレビューでもわかる通り、SQUAREかなり頑張っています。人物の顔がとても丁寧に作り込んであって、私もCG製作の経験があるのですが、あの顔を作る労力を想像するだけで気分が悪くなりそうです・・・。主人公の肌のテクスチャがうまく貼られていたなーというのが私の感想です。そして、この映画はレンダリングに一体どれだけの時間を費やしたのやら・・・か、考えたくもない・・・。このあたりはそのうち日本の雑誌等でも特集が組まれることでしょう。映画の最後に流れるスタッフロールによると、モデリングソフトはどうやらAlias|Wavefront社のMayaのようでした。・・・もしかして周知の事実だったりして。どの程度の情報が日本で流れているのか掴めないのでちょっと困りますね。

と、ここまではCGという観点から。内容も、なかなか面白かったと思います。ただ、ガイア理論などに嫌悪感を感じてしまって仕方ないような人にはあまりおすすめしませんが・・・これ、ウェブのプレビューにも入ってるのでネタバレにはなりませんよね。たぶん。いえ、ガイア理論自体に罪はないのですが、この映画はこの理論を多少ひん曲げて使っている感じがしましたね。といっても私のしょぼいリスニングによるレビューなので、どうぞご自分の目でお確かめください。

映画といえば、アメリカは映画観覧料が安い!このあたりだと、学生は5ドルです。一般料金でも8ドルですよ。全国的に価格が統一されているかどうかは知りません。大都市に行けばもう少し高くなったりするのかな?しかし、たとえ高くなったとしても、日本のように2000円弱ということはないと思いますが。

映画といえばもうひとつ。私がこちらに来て一番最初に観た映画はエリン・ブロコビッチでした。よりによってとんでもないのを最初に・・・先日ビデオで観直したのですが、日本語版の翻訳をなさった方に私は心からご同情申し上げます。映画自体はかなり気に入りましたよ。是非、頑張って英語を聞いてください。エリンと弁護士のやりとりがなかなか当意即妙で笑えます。

映画といえば、さらにもうひとつ。「パールハーバー」が日本でも公開されたようですね。私は結局まだ観ていません。

投稿者 akiko : 18:40 | コメント (0) | トラックバック

2001年07月09日

7月4日は独立記念日

皆様七夕は如何お過ごしでしたか?こちらは、7月4日が独立記念日でした。あちこちでパレードや花火があった模様です。私も、ポートランドまで花火を見に行ってきました。といってもポートランドの花火ではなく川の対岸にあるバンクーバーの花火なんですが。バンクーバーといってもカナダのバンクーバーではなく、隣のワシントン州の地名です。あと、念のために書きますが、ワシントン州とワシントンD.C.は違いますよ。混乱してしまった人は地図帳をチェックしましょう。

写真は是非独立記念日の花火を!と思ったのですが、デジカメで花火はうまく撮れず・・・写真は、去年のものを人に貰いました。私に芸術のセンスはやっぱりないー。とほほ。打ち上げ花火の他にも沿道やら公園やらでいろんな人が花火をやっていて、楽しいというよりは身の危険を感じるといった方が正しかったような独立記念日でした。身の危険というのはこの場合、いつ何時花火が自分に向かって飛んでくるかわからないという意味ですが。アメリカ人はやっぱり良くも悪くも限度を知らない・・・。まあ花火そのものは別にいいんですが、誰も片付けて帰らないのは問題大有りでしたね。

独立記念日の存在に象徴されるように、この国はずっと自由への闘争を続けてきてそれは今でも続いているのだとよく思います。奴隷解放運動しかり女性解放運動しかり。自由とはどうやら、天から降ってくるものでは決してなく、ものすごいエネルギーを費やして掴み取るもののようですね。しかし、そのような国でさえ、なおガラスの天井は存在すると感じることがあるのも事実です。自由の国アメリカ、とはよく使われる言い回しですが、それは半分ほど真で半分ほど偽であるような気がします。

しかし、チャンスの数とそれを掴み取って這い上がっていく方法の多様さという点はアメリカ社会の賞賛されるべきところだと思います。ここで数度書いていますが、アメリカの社会の間口の広さと懐の深さは見習うべき点かもしれません。それが多少の(かなりの?)ルーズさを許容できなければならないというおまけはついてきますが。

話は少々飛びますが、独立記念日といえば、インドネシアの独立記念日は8月15日です。日本が戦争に負けた日ですね。これが何を意味するかは私が説明するまでもないでしょう。このようなことを知らない日本人が他国に軽んじられたとしても、それは仕方のないことのような気がします。しかし、知らないで済まされることでは断じてありません。私がこちらに来てから英語で喋る時に一番緊張して冷や汗をかいたのは、入国審査でもプレゼンテーションでもなく、中国人の友達と従軍慰安婦について話した時でした。このようなことに関しては、無知とは罪であり恥であると思います。アメリカ人も原爆に対して同じように感じてくれれば良いのですが・・・どこの国も自国に都合の悪いことは隠したがりますからね。

投稿者 akiko : 16:36 | コメント (0) | トラックバック

2001年07月03日

男女雇用機会均等法とアファーマティブアクション

夏至も過ぎ、少しずつではありますが日が短くなりつつあるように感じます。と言っても、日没は22時ちょっと前ですが。高緯度&夏時間恐るべし。時間の感覚が狂います。

先週一週間はずっと曇っていて気温も低く、まったく夏らしくなかったのですが、日曜日からやっと天気が戻ってきました!日本に比べて湿度が低いので快適です。ハードコンタクトレンズは少々辛いけれども・・・。というわけで久々に晴れたので、写真は大学のMemorial Unionです。手前で何やら工事が・・・気にしないでください。

さて、ほぼフルタイムで働き始めて一週間です。冷房が効きすぎで寒い・・・。学期中からぼちぼち働いていたので、一月ちょっと働いていることになりますが、たった一ヶ月でも痛烈に感じるのは、アメリカの職場の男性の上司は女性の部下を使うことに対して非常に気を遣っている、ややもすれば過敏であるということです。無理もないといえば無理もないことですが。何かあればすぐ訴訟沙汰になる国ですし。

日本で学生をしながらアルバイトをしていた頃、若くて女性であるということがそれだけでもう十分不利であると感じることがよくありました。しかしまさか一年で3つずつ歳をとるわけにもいかないし今更性別を変えるわけにもいかないから変えるべきは環境だ、と思って辞めた仕事場もあります。雇用機会均等法が改正されたのはたった数年前ですし、日本の会社には多かれ少なかれあることだろうという気がしています。

アメリカには、雇用機会均等どころか、アファーマティブアクション、積極的差別是正措置とでもいいますか、要するにマイノリティ優遇措置がとられることもあります。これはこれで逆差別の可能性が懸念されますが。過渡期にはそういう措置も必要なのかもしれません。が、一時的なものであってほしいと思います。

はっきり言って、アメリカも日本もどっちもどっちだというのが現在の私の感想です。セクシャルハラスメントで訴訟されるのを恐れるあまりに過敏になっているアメリカの上司は気の毒ですし、法律を知らないんじゃないかとこちらに思わせるような日本の会社も気が重くなります。ただし、このような場合、アメリカにあって日本にないものは、おかしいと感じたらおかしいと言える機会と社会の雰囲気だと思います。日本にも法律上は機会があります。が、実際に行動に移すには大変な勇気と労力が必要であることは想像に難くありません。

ただ、アメリカにもそのような機会を悪用する人がいるわけでして、その結果、過敏な男性上司が増えることになるのでは本末転倒ですね。逆説的ですが、弱い立場を利用して強く出るというような。日本で痴漢の冤罪は増えているようですが、同じようなことがアメリカの職場では多々あるのではないかと思われます。だからといって女性を雇わないなどというわけにも法律上いかず・・・お気の毒です。まだ先の話ですが、就職先を決めるにあたって色々と考える部分ですね。

投稿者 akiko : 03:06 | コメント (1) | トラックバック