« 2001年10月 | メイン | 2001年12月 »

2001年11月26日

感謝祭の休日

本日の写真は、たまに登場する私自身です。あまりにも髪が邪魔なのでついに切ってしまいました。といってもやはり美容院に行く勇気はないのですが。プロフェッショナルのアメリカ人に任せるより素人の日本人に任せる方がいいとは、一体どういうことなんだか。コミュニケーションの問題が少々、いや、多分にあるとは思いますが。しかし、ただでさえ実年齢より下に見られやすいところを、髪を短くしてバックパックなどしょっていると、また「大学院生の中に中学生がひとり」状態になるのではないかと、明日からの授業がちょっと心配です。そろそろ大人の女であってもおかしくないはずなんですがね・・・いったいどこで人生間違ったんだか。

さて、週末はアメリカに来て二度目のサンクスギビング(感謝祭)でした。さすがに七面鳥まるごと一羽は多すぎるので、ローストターキーとターキーハムの塊を買いました。他にも七面鳥の胸肉を買ってクリームシチューにし、マッシュポテトを作り、デザートはパンプキンパイ、と、一応サンクスギビングディナーの真似事をやってみました。インスタントのグレイビーソースがとんでもない匂いを発していた以外はうまくいったと思います。おなかをすかせて半べそになりながら開いている食べ物屋を探していた去年に比べれば、これは格段の進歩です。

感謝祭当日は皆家に引っ込んでいるものの、翌日はあちこちでセールをやっています。というわけで、次の日は除湿機を求めて店から店へ・・・バスルームの換気扇が弱くてカビが繁殖しているためです。結局、加湿器は嫌というほど見たものの、除湿機はひとつも見つからずあえなく帰宅とあいなりました。これはこのあたりにある店の品揃えの問題なのか、それとも比較的乾燥した地域のため需要がないのか、はたまたその両方か悩むところです。

感謝祭の翌日は人出が増えるのでまた何かあったら嫌だなあと思っていたのですが、杞憂に終わって良かったことです。先週書きましたUOの白い粉は、その後報道がないので炭疸菌ではなかったのではないでしょうか。炭疸菌だったら今頃オレゴンは大騒ぎになっているはずですから。

投稿者 akiko : 15:47 | コメント (0) | トラックバック

2001年11月19日

獅子座流星群@オレゴン

本日の写真は、クリスマスバージョンに切り替わったスターバックスコーヒーのカップです。店員さんの制服も、いつの間にか赤と緑のクリスマスカラーに変わっていました。また、我が家の近所には電飾で綺麗に縁取られた家があります。ちなみに、その家はハロウィンの時もなかなか気合いが入っていました。今はごく小さいかぼちゃとツリーで間に合わせている我が家も、年を経る毎に派手になっていったりする・・・のかな?

さて、日本は当たり年だと言われていた獅子座流星群、いかがでしたか?私は日曜の未明に近くのメアリーズピークという山に行ったところ、大混雑でびっくりしました。あんなに人がいるとは予想していませんでしたので。普段は人どころか、ピューマとかしかいないはずなんですが。その山の頂上はこのあたりで一番高い場所であり、かつ街灯がないので天体観測にはぴったりなのです。そして、つくづく思うのですが、こういう時の準備の良さはアメリカ人にはかないません。防寒着やら毛布やらカメラに三脚・・・ありとあらゆる物が車から出てきます。デッキチェアを持ってきている人もいましたね。そういう人たちをいいなーと思いながら横目で見つつ、(寒いので)足踏みなどしながら私は上を見ていました。

日本では月曜の午前3時頃が一番見えると言われていたようで、私が山に行ったのはそれよりもかなり前でした。それでも、たくさん見えましたよ。あのまま明け方までいればどんどん数が増えてきたのかもしれませんが、いかんせん凍りつくように寒く、そんなところに長くいようものなら自分が星になりかねないので早々に退散してしまいました。3年前に日本で見た時は事前の予測ほどに見られたわけではなかったので、今回は大満足です。

メアリーズピークといえば、夏に今の同居人と突然「星を見に行こう!」という話になって行ったところ、見事にガスがかかっていて何も見えず大笑いしながら帰ってきたことがあります。このあたりの夏は乾季といってもいいくらい雨が降らずにずっと晴れているのですが、そんな中で何も見えないなんて運が悪すぎます。この時は、同居人(雨女)と私(雨女)だけという組み合わせが良くなかったのかもしれませんが。そういう前例があった上に今の季節は雨ばかりなので、「見えないかもなー」と思っていたのが正直なところです。予想に反して晴れ、その上月齢が若いという幸運にも恵まれて良かったことです。

また、先週の木曜日にUniversity of Oregonで教授宛ての手紙に白い粉が発見され、検査に回されたそうです。結果が出るまで一週間ほどかかるそうですが、もしも炭疸菌だったら一大事だし、そうでなくともいたずらにしてはあまりにも悪質だし、どっちにしたって嫌なものです。世の中色々と物騒ですね。

投稿者 akiko : 18:55 | コメント (0) | トラックバック

2001年11月12日

アメリカの自由と民主主義

ハロウィンの翌日から、街はだんだんクリスマスめいてきています。同居人が小さなクリスマスツリーを買ってきたので、我が家もなんとなくクリスマス風に。ツリーと一緒に写っていますが、ハロウィンのかぼちゃの顔を壁側に向けて感謝祭にも使う(元来は収穫祭なので、かぼちゃやとうもろこしを飾る)というせこいことをしつつ、うちにも年末がやってきております。

さて、アフガニスタンの人々や炭疸菌の被害をいつ受けるか知れない人々はとても年末年始どころではなさそうです。アメリカ全体の世論としては空爆大賛成で、穿った見方をすればアメリカ人以外が何人死のうと何ら問題ではないと思っていそうな雰囲気すらあるものの、少数ながら空爆に異議を唱える人もいるわけです。イギリスに留学中のクリントン前大統領の娘さんが反戦集会に乱入したなど何かと空爆支持者がクローズアップされがちですが、ニューヨークでは芸術家による反戦デモがあったり、カリフォルニア州バークレー市議会では空爆に反対する立場をとるという決定がなされたり、アメリカ人の中にも今回の空爆を良くないことと捉えている人は少なからずいるようです。

そんな中でどうしても許せないと感じたニュースがひとつ。ウエストバージニア州で、アフガニスタンへの空爆に対して異議を唱え反戦クラブを作った高校生が処分を受けた、というものです。彼女は言論の自由を侵害されたとして訴訟を起こした(当たり前だ!)ところ、裁判所からも「学校教育を混乱させてしまう」という理由でそのクラブの発足を禁止されたようです。(朝日新聞より)

自由の国アメリカとはどこの話だと思いませんか?が、自由と民主主義の国アメリカを支えているのは大多数の大変保守的な人々であるという現実がここにあるわけです。アメリカの田舎は恐ろしく保守的だというのは時折耳にしますが、まさかこれほどだとは。民主主義とは平たく言ってしまえば多数決の論理なわけで、それはつまりひとつ間違えばガリレオの教会裁判や中世の魔女狩りを現代に呼び戻しかねない諸刃の剣なのですね。去年の大統領選挙においてもきな臭い出来事が少なからずありましたし、ここのところアメリカは何かと馬脚を露すことが多いなあというのが私の感想です。

上記の判例についても、実は理不尽な行いだと薄々感づいているからそうやって治安維持法もどきの力づくでねじふせようとするんじゃないのか?とすら思います。しかし、一高校生の意見やたったひとつの市議会の意見などなんのその、「すべての国家が団結して立ち向かうべき」(ニューヨークタイムズより)などと勇ましいブッシュ大統領はいったいどこまでいくのでしょう。そしてそのアメリカを全面支援するらしい日本は。

投稿者 akiko : 16:40 | コメント (0) | トラックバック

2001年11月05日

マイ自転車

夏時間が終わり、日暮れがいきなり早くなってしまいました。5時半にはもう真っ暗です。

家がキャンパスから遠くなって多少難儀していたところに、自転車を格安で売ってくれる人が見つかりました。というわけで、本日の写真は破格の値段で手に入れた自転車です。盗まれなければいいけど・・・というわけで、早速ライトとロックを買ってきました。アメリカは車のルール違反だけでなく車輪がついているもの(自転車・スケートボード等も含む)に対しては色々と厳しく、無灯火運転や一時停止無視などは罰金の対象になるのです。というわけでライトは必須。日本では自転車に関する交通ルールはあってないようなものになりつつありますが、アメリカのお巡りさんは見逃してくれません。あと、右手が後輪・左手が前輪のブレーキに早く慣れなくてはいけません。これが、慣れるまでに時間がかかりそうな予感・・・ブレーキを間違えて前につんのめったりしないよう気をつけなくては。

さて、ご存知のように炭疸菌の郵便物はアメリカだけでなく他の国にも広がり、これまでそれなりに警戒はされつつも幸いなことに何事も起こらなかった西海岸まで何やら物々しくなってきました。サンフランシスコには橋がいくつかあるのですが、その爆破計画を掴んだとかでここ数日は検問など警備がかなり厳しくなっているそうです。が、ここオレゴンのど田舎はやっぱり平和・・・もっぱらの問題は、州から大学への予算が100万ドル単位で削られたにもかかわらず史上最高数の学生を抱えてしまったことにあるようです。この予算カットはあちこちに弊害が出そうであり、大学から給料を貰っている私も決して他人事ではありません。どうか減給になりませんように。

減らされるといえば、ブッシュ大統領がF-1ビザ(学生ビザの一種)の発行数を減らすと表明したそうです。これもあまり他人事ではない・・・なんだか、最近のアメリカはあまり明るいニュースがありませんね。個人的には、マイケル・ジョーダンが現役復帰したことはそんな中で唯一明るい話題なのですが。これはもう、大変嬉しい限りです。十年前は、まさか彼がそのうちするであろう引退後に復帰して、しかもその時に自分がアメリカにいられるなど夢にも思っていませんでした。人生、いつ何がどこでどう起こるか本当にわからないものですね。

そうそう、水曜日はハロウィンだったのでかぼちゃランプを玄関先に出しておいたところ、買っておいたお菓子が足りなくなるのではないかと思うくらいに子供が来ました。いろんな格好をした子供が親に付き添われてうろうろしているさまはなかなか可愛らしかったですよ。学校では、この日の授業中にお菓子を配る先生は珍しくないのですが、私が受けた授業では先生がおもちゃの大きな包丁を振りかざして「この証明が解ける人はいませんかー」と生徒を脅していました。それはハロウィンではなくなまはげです、とインド人の先生に突っ込むわけにもいかず、かといってなまはげの通じる日本人がいるわけでもなく・・・あー苦しい。

投稿者 akiko : 19:25 | コメント (0) | トラックバック