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2002年04月29日

少年法

よく言われている、アメリカの食料品は安いというのは本当ですね。今日の写真のブラウニーミックスは一箱98セントです。これ一箱で約30*30*3cmのブラウニーができます。野菜・果物もかなり廉価で手に入りますよ。日本の感覚のままだと、これで農家がやっていけるのか?と思うほどです。まあ市場の大きさとか物価とか諸々の背景が同じではないので簡単に比較はできないんですが。アジアンショップで売られているような食料品は需要が比較的少なめだったり輸送費と関税がかかったりで他のものに比べれば高くなっていますが、それでもかなり良心的な値段に設定されていると思います。

と、このように食料品が安いアメリカにおいて、オレゴン州はさらに消費税がないので助かります。毎日の生活必需品に消費税がかからないのは有り難い・・・んですが、その代わりオレゴンは所得税が高いんですよ。とほほ。税金をあんなに引かれなければ給料がもう少し手元に残るんですが。毎日毎日必要な物に10%近い消費税がかかるのとどっちがいいんでしょうね。

余談ですが、オレゴンの住民がワシントン州で買い物をすると消費税が免除されます。ワシントン州の消費税率もなかなか高いので助かりますよ。これはワシントン州とオレゴン州間のみの協定なので他の州ではちゃんと消費税を払わなければなりませんが。他にもこのような協定を結んでいる州はあるかもしれません。

さて、今週はドイツの学校で銃乱射事件がありましたね。ドイツでは第二次世界大戦後初の惨事だそうですが、アメリカでは数年前にあったコロンバインハイスクール(コロラド州)の事件など、目もあてられないような事件が何度あったことか・・・犯罪の低年齢化は何も日本に限らず世界中における傾向のようですが、アメリカには少年法などという生ぬるい法律は存在しないので、加害者がティーンエイジャーだろうが年寄りだろうが容赦なく顔と名前がメディアに出ます。先週書いたミーガン法など、犯罪によっては前科者の人権を多少犠牲にするような法律もありますしね。

私が大学内の寮にいた頃、その寮から逮捕者が出たことがあります。私は丁度外出していたのですが、ある部屋から漏れる異臭で警察が呼ばれ、警官が踏み込んだところその部屋は化学実験室と化しており、さまざまなドラッグ等が作られていたそうです。ぶ、物騒ですね(←今頃びびっている)。

で、その部屋の主はその場で逮捕されたわけですが、部屋からパトカーまで、顔どころか後ろ手にかけられた手錠すら隠されることなく歩く羽目になったようです。その時逮捕者は10代だったと記憶しています。日本だったら手錠はもちろんジャケット等で顔も隠される場合がほとんどですけどね。逮捕者が「少年」の場合はもっと物々しいことになりますし。・・・でもなんで犯罪者を、しかも「少年」でなければ死刑を求刑されるような犯罪を犯した人間を、なんでそこまで甘やかす必要があるんでしょうかね。

投稿者 akiko : 17:03 | コメント (0) | トラックバック

2002年04月22日

海外の日本人

フランス映画に興味のない方には申し訳ないのですが、今日の写真は完全に私の趣味です。ビデオ屋の中古セールで「ニキータ」(英語字幕)を見つけて、あまりにも嬉しかったもので。英語の字幕は日本語に比べて長くなるので疲れますが、いいんです。「ニキータ」はフランス語でなくては。他にも、英語字幕の「覇王別姫」は疲れますが、これもやはり北京語でなくては。

英語字幕で映画を観ると、表意文字である漢字の長所を痛感します。アルファベットは字幕に向かない・・・言うなれば、字幕がすべて平仮名になっているようなものですからね。ところで、「ニキータ」に出演しているジャンヌ・モローのような歳のとり方をするのが私の人生の目標だったはずなんですが、現時点でもう何か間違っているような・・・。

さて、既にご存知の方も多いかと思われますが、ベツレヘムに突然現れた日本人旅行者のニュース [1][2][3][4]。へ、平和な人がいたもんだ。世界中の耳目を集めている場所で、恥曝しにも程があります。BBCCNNにて、容赦なくフルネームと写真入りでの報道です。

半年前どころかずっと政情不安定な中東、その中でも最も不安定なパレスチナ自治区にのこのこ出かけていって「知らなかった」で通ると思うなんて、二重に恥ずかしい・・・しかもそれをBBCとCNNの記者相手に喋るあたり、もう救いようがないと思うのですが、ここまでひどくはなくとも救いようのない日本人は結構海外にいるものです。

私がアメリカに来てからしばらくして、隣のワシントン州で日本人留学生2名が誘拐されるという事件もありました。後ろから殴られて拉致、などという種類の誘拐ではなく、知らない人の車に簡単に乗って誘拐されたというのですから弁護の余地がありません。結局すぐに保護されたものの、こういう人たちの尻拭いをやらなければならないなんて、私は外務省の方々に同情しますよ。そりゃ税金使って憂さ晴らしもしたくなるってもんです。

日本で安全がタダだと言われていたのは昔の話で、どんどん治安が悪くなっている上に被害者よりも加害者の人権が優先されがちであり、もちろんアメリカのミーガン法(注参照)のような法律があるわけでもない、となると嫌でも自衛しなくてはならない、つまり危機管理能力があってもおかしくないと思うのですが・・・しかもそれは知らない土地に行けば余計に必要だと思うのですが・・・駄目だ、私には理解できん。


注)ミーガン法。1994年、当時7歳のミーガン・カンカが殺害された。犯人が近所に住む性犯罪常習者であったことがわかり、ミーガンの両親が、知っていれば絶対に娘をひとりで外出させなかった、当局にはそのような情報を地域に公開する義務があると主張したことがきっかけでできた連邦法。性犯罪や子供に対する略奪行為の前歴がある者は住所を当局に届け出るよう義務づけられており、その情報の公開方法は各州に任されている。

投稿者 akiko : 16:54 | コメント (0) | トラックバック

2002年04月16日

学生ビザの不便といえば不便な点

これまでにも何度か書きましたが、今週もまたいきなり中国語で話し掛けられました。いや、もう慣れましたけど。しかも今回は「ごめんなさい。英語にしてくれる?」と言うと「ああ、香港から来たの?」・・・ちがうーー。

そんなに私はユーラシア大陸な顔(どんな顔だ)なんでしょうか。まあ実家は東京よりも韓国が近く北海道よりも中国が近い位置にありますけどね。「えー日本人だったの?全然知らなかった。ごめんねー」「いや、別によくあることだから。これまで何度もあったし」「でしょうねー。あなたの顔、つい中国語で話し掛けたくなるもんね」・・・だからどんな顔だ。誰か説明してください。

今日の写真は、キャンパスで満開になっている花の一部です。たぶん桜の一種・・・のように見えます。花は満開ですが、今週はいきなり冷え込んで、ノースリーブでも良かった先週とは大違いです。

朝のニュースをチェックして驚きましたが、釜山で飛行機が落ちましたね。釜山出身の友達が今日の授業に来ていなかったのが気がかりです。この事故とは関係なければいいのですが。

学生ビザで入国している場合、通常は帰省などでアメリカから出るためには学校からの書類が必要となります。これがないと出国はできても再入国ができなくなります。この書類をもらうためには、申請してから一週間かかります。と、学生ビザ所持者はちょっと窮屈といえば窮屈なんですね。さて、もしも緊急に帰国する必要に迫られた場合はどうするのでしょう。一週間なんて待っていたら、最悪な話、親の死に目にも会えん・・・と思っていたら、緊急時は緊急時なりにちゃんと対応してくれるようです。というか、そうじゃなきゃ困るんですが。

時々思うのですが、アメリカの事務手続きは早いんだか遅いんだかよくわかりません。私はソーシャルセキュリティナンバーを3回も申請するはめになりましたし。なんでだ。

投稿者 akiko : 13:05 | コメント (0) | トラックバック

2002年04月08日

確定申告

日曜未明から夏時間に切り替わって時計が1時間進みました。とはいえ、PCの警告が出るまで忘れていたんですが。今週いっぱいはあちこちで時計が合っていなくて混乱することになりそうです。

4月に入ってからいきなり暖かくなり、日中はノースリーブでも良いくらいです。しかし、日が落ちるとまた寒くなるので、衣服の調節がなかなか難しいところです。現在キャンパスは百花繚乱、花に関して何の知識もない私にはもはやどれが何だかわかりませんが、とにかく色々咲いています。会津でも桜が咲き始めてきたようで、すっかり春ですねー(こちらを参照のこと)。

まだ春学期一週目が終わったところなので、皆比較的のんびりしています。暖かくなってきたせいで、やはりいつものようにフリスビー好きな人々が沸いて出てきています。私もやはり勉強に追われ仕事に追われ立て続けにあちこちからくる請求書に追われ・・・ああいつもと何ら変わりない・・・。請求書といえば、以前書いた低容量ピルは保険でカバーされているために一月分3ドル台になりました。ついでに、先日受けた婦人科検診は12ドルでした。検診は一体いくらの請求書が来るのかちょっとびくびくしていたので、安く済んで安心しました。ちなみに、私の保険は被保険者の負担が3割です。

今日の写真は、確定申告用紙です。そんなの、日本ですらしたことない・・・というわけで、自分の名前以外の欄について書き方がまったくわかりません。それ以前に単語の意味がわかりません。どうすりゃいいんだ。第一、どのくらい税金が戻ってくるのか見当もつきません。しかし、自分の稼いだお金の一部が人殺しに使われていると思うとやりきれないので、何が何でも取り戻してやるー!とは思うものの、まず書いてある単語すらわからないようではね・・・おとなしく辞書ひきます。はい。

そういえば、あいづジャパンスタッフ紹介ページにある私の紹介文がいつの間にか少々変わっていました。「ますます」ってなんでしょうか。「ますます」って。そりゃないべよー。

投稿者 akiko : 16:15 | コメント (0) | トラックバック

2002年04月01日

漫画読みたいです。

4月です。早い。早すぎる・・・。年齢を重ねるごとに時間の流れを早く感じるのは、それまでの人生における「一年」の割合がどんどん小さくなっていくからだ、という説につくづく納得します。つまり、5歳であれば一年はそれまでの人生の1/5ですが、60歳であれば一年は1/60になるというものです。そりゃどんどん早く感じるようになるわけですよね。そのうち自分の年齢もよくわからなくなるのかも・・・そういえば、私は弟が一体今いくつなのかすぐには思い出せません。いかんな。

明日から新学期という春休み最終日の今日、ポートランド郊外の宇和島屋へ行ってきました。もれなく紀伊国屋書店が併設されていて便利です。とはいえ、ただでさえ値が上がる一方の書籍が定価の1.5倍ほどで売られているので、とても買えませんが。

漫画は日本にある書店同様にカバーがかけられているので、「BANANA FISH」が文庫になったとか、「陰陽師」の10巻が出たとかいう事実を確認するのがせいぜいです。くー。日本に帰ったら漫画喫茶に行って胸やけするまで漫画を読むんだー!というのが私のささやかな願望です。ささやかすぎて我ながら情けないくらいだ・・・。私がアメリカに来ている間に何か面白そうな連載が始まっていたら教えてくださいね。「ゴルゴ13」から「ベルサイユのばら」まで、何でもござれの雑食です。

以前にも同じことを書きましたが、日本の漫画とこちらのcomics(いわゆるジャパニメーションは除く)はまったく異質の物なので、「日本はいい大人が漫画なんか読んで。海外では子供だけのものなのに」等の批判は的外れだと思います。これだけに限らず、舶来物=善という発想や、異なる文化的・社会的背景があることを無視して都合のいいところだけ拝借したりといったことはどうも好きになれませんね。

たとえば、アメリカで女性解放運動が進んだのは、アメリカの女性が権利を主張する一方で責任とリスクを負うことも厭わなかったという部分がかなり大きいと思いますが、これをいいとこどりして権利だけを獲得しようとしたってそりゃ無理な話だろうと思うのです。この例で思い出しましたが、漫画とcomics的異質さといえば、フェミニストとfeministではとっくに違うものとなっていて面白いですね。いや、笑い事ではないか。でも面白い。私は自分がfeministであると思いますが、英語ならまだしも、日本語の場合は細心の注意の元に言う相手を選ばないとあらぬ誤解を招いてしまいかねませんからね。

投稿者 akiko : 18:57 | コメント (0) | トラックバック