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2002年08月19日

住基ネットとソーシャルセキュリティサービス

オレゴンは、昼間暑いものの日が落ちるとすっかり秋の気配です。というか寒い・・・。

日本で住民基本台帳ネットワークシステムが始まりましたね。というわけで、本日の写真は私のソーシャルセキュリティカードです。どういうわけだか3回も申請することになったという忌まわしい記憶つきの、アメリカ版住基ネットですね。ソーシャルセキュリティサービスは昨日今日できたわけではなく、アメリカでは何をするにしてもこの番号が必要となります。数年前まではこれがないと銀行口座が開けなかったほどです。現在は不必要に番号を発行しないため、なくても口座を作ることができるように変わりましたが。

さて、このソーシャルセキュリティナンバー、銀行からアパートの契約、はたまたレンタルビデオ屋においてまで必要とされます。いったいアメリカはどこまで市民の個人情報を掴んでいることやら。しかし、仮に国がクレジットヒストリーからレンタルビデオの嗜好にいたるまで個人情報を掴んでいるとしても、それが不正流用されたというニュースは耳にしませんね。

この番号ひとつで、本人の現住所はもちろん税金や各種年金の管理・照会もなされるのでなかなか便利なシステムだと思いますよ。というわけで、私が不勉強なだけかもしれませんが、住基ネット反対派のご意見は正直なところいまいち理解しかねます。ただ、「現在の日本で施行する」という点について反対されているのであれば、それはわかる気がします。日本は、自治体によっては本人や家族でなくとも住民票が簡単に閲覧できる国ですからね。懐疑的になるのは無理もないことですよ。せめて「プライバシー」と「アイデンティティ」に相当する日本語ができてから施行しても良かったのでは・・・しかしそれでは百年経っても無理かも。つくづく、言葉とは文化と社会の背景なしでは成り立たないものですね。

確かにいろいろと不安要素は見受けられますが、どちらかといえば私は施行賛成派です。ただし、いろんな方面でデータ管理が徹底されるのならば、という条件付きですが。・・・あ、さんざん書いた後に気がついたんですが、私自分のコード番号知らないやー。そもそも、ちゃんと実家に送付されたのか?そして、もしかしてソーシャルセキュリティナンバーみたいに覚えておく必要があるんでしょうか。自分の家の電話番号すらろくに覚えられない私がこれ以上数字を覚えられるわけないべしたー。困ったな。

投稿者 akiko : 2002年08月19日 16:07

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