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2003年09月29日

ミュンヘンとザルツブルグ

週末にミュンヘン(Muenchen。英語ではMunich)オクトーバーフェスト(Oktoberfest)に行ってきました。しかも勢いでザルツブルグ(Salzburg: オーストリア。ドイツ国境からすぐ)まで行ってきました。

土曜日の朝にザールブリュッケンを出て同日昼すぎにミュンヘンに到着しました。ほぼ夜通し遊んで日曜の朝の電車でザルツブルグまで行き、午後にザルツブルグを発ってザールブリュッケンに戻ってきたのは夜中です。つまり、ドイツの南部を斜めに往復したことになります。さすがに疲れました。

オクトーバーフェストは、とにかく人が多かったです。どこからこんなに集まってくるんでしょうか。ミュンヘンは、ビール1杯くれと言うと1リットル出てくるのがデフォルトです。

皆このビアジョッキを持ってあちこちで盛り上がっています。テーブルなどとても足りないので、立ち飲みです。おかげで私の今日の右手はやや筋肉痛です。オクトーバーフェストの会場は、簡単に言えば体育館のようなビアホール複数と遊園地でした。ビアホールの隣にジェットコースターというのはかなり危険な気がしますが、皆平気そうです。ドイツ人の内臓は本当にどうなっているんでしょうねー。

あまりにまわりが陽気なので、一緒に行った友達は「今まで、ドイツ人ってくそ真面目でつまらなくてジョークのひとつも言えない人ばっかりだと思ってたけど、そのイメージ変わりそう。まさか全員外国人観光客じゃないだろうしね」と驚いていました。それに対して「ほとんどが間違いなくドイツ人だよ。だってほら、皆ビール腹だし」などと言っている自分こそがビール腹にならないように気をつけなくては。

翌日はザルツブルグです。まず駅のインフォメーションで、「日曜なのに開いてる!」と驚いたら笑われました。「ドイツから来たのね?ここは、心配しなくても、日曜でも店も博物館も全部開いてるよ」と言われました。

右の写真は、ザルツブルグのホーエンザルツブルグ城と旧市街をザルツァッハ川の向こうから見たものです。ザルツブルグ、特に旧市街は素晴らしく美しいところでした。元共産圏の雰囲気がまだ色濃く残っています。アメリカ資本がどこにも見当たらない街は初めてです。

サウンドオブミュージックの舞台になったミラベルガーデンを通って、モーツァルトハウスに行きました。ここには彼が使っていたオルガンや手書きの譜面が展示されています。本当に、モーツァルトの譜面には訂正の跡がほとんど見られません。見た瞬間に総毛立ちました。あれでは、神の申し子と言われたのは当然です。

また、ザルツブルグの大聖堂内部は、これまで訪れたどの教会よりも素晴らしかったです。さすがは大司教の街です。あの天井画を日常的に見ていたレオポルト・モーツァルト(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父)が、ケルンの大聖堂を「悪趣味」と評したのは無理もない気がします。

それにしても、あまりに長く電車に乗っていたため、首から背中にかけてばきばきになりました。たくさん歩いたので筋肉痛もあります。こういう時はお風呂にゆっくり浸かって全身をほぐしたい・・・ところですが、そんなものは見当たりません。旅先は感動的なんですが、日常はやや不便なのがヨーロッパですね。

投稿者 akiko : 20:40 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月22日

ルクセンブルグに行ってきました

週末にルクセンブルグ(Luxembourg)に行ってきました。バスで片道1時間。近いですねー。以前行ったストラスブール同様、予想よりも小さな街でゆっくり見て回ることができました。写真は世界遺産指定の要塞跡です。他にもいくつかの綺麗な教会、旧市街など見るところはたくさんあります。

大公宮前を通りかかった時に、ちょうど近衛兵の交替式を見ることができました。なんだか皆さん大変そうです。日中まだ日差しが強い中銃を抱えて2時間立ちっぱなしだし、観光客はわらわら寄ってくるし。ちなみに、大公宮内は決まった日にしか一般公開されないそうです。興味のある人は事前に日程を調べて行きましょう。

観光客といえば、日本人をまったく見ませんでした。ついでに、アメリカ人も見ませんでした。そこそこ有名な観光地だと思うんですが、不思議です。世界中どこに行ってもいるのがアメリカ人・ドイツ人・日本人観光客だと言われているのに。今オフシーズンですか?

その代わり、中国人の観光客が多かったです。皆さんどでかい望遠レンズつきのカメラを持っています。重くないんでしょうか。元気だなー。友達と「あれほんとにカメラかな。なんか、小さめのキャノンって感じだよ」「そのまんま、Canonて書いてあるじゃん」「違うー。私が言ってるのはcannon」などとくだらないことを言いながらたらたら歩いていたら、自転車にひかれそうになりました。ちょうどルクセンブルグで自転車のレースが催されていたのです。ヨーロッパは自転車人気が高いのです。

そして私は、例によって中国語で普通に話しかけられるわけで・・・アジア人の見分けがまったくつかない友達は面白そうに見ていますが、こっちはあまりに頻繁なのでもはや面倒くさいっつーの。

ルクセンブルグのビールは美味しかったです。なんだか私はどこに行ってもビール飲んで満足して帰ってきているような・・・まあそれも観光スタイルのうちだということで。

投稿者 akiko : 19:37 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月15日

手巻き寿司

今週は9.112周年でしたね。とはいえ、ドイツでは特に何もありませんでした。来年10月から機械読み取り式のパスポートなしでは実質アメリカに入国できなくなる(古いパスポートだと事前にビザの取得が必要)ため、パスポートの書き換えが面倒くさいとドイツ人はぶつぶつ言っています。

自分の国の事情のために26もの国にパスポートを変えろと要請できるなんて、いやーアメリカすごいですねー。いろんな意味で。ちなみに日本は、都道府県の旅券事務所で発行されたものであれば既に機械読み取り式なので、ほとんどの人は変更する必要がないようです。詳しくは外務省のサイトにて。

今週は、友達数人をアパートに招いて寿司パーティをしました。sushiと言ってイメージされるものは十中八九にぎり寿司なのですが、ただでさえドイツ、しかも海よりアルプスの方が近いザールブリュッケンで生食可能な魚は望めません。フランス料理では生牡蛎を食べますが、ドイツ料理で生の魚介類が出てくることはどう見てもなさそうですからねー。

そういうわけなので、手巻き寿司です。いろいろ考えた末、中身を自分で選べる方がいいだろうと手巻きにしました。あと、豆腐とネギとわかめの味噌汁、豆腐が余ったので冷奴、タコとわかめの酢の物、ビールのために枝豆も茹でました。

ビールは、写真のFranziskaner Hefe-Weissbier(フランツィスカーネル・ハーフヴァイスビア)です。ビール腹をなでながらビールを飲んでいるおじさんが目印です。そういえば、飲みながら「これたしかカロリーかなり高いんだよね。大きい塊で売られてるパンあるでしょ。これ1杯であれの半分くらいあるらしいよ」と友達が言っていました。翌日空き瓶を数えて判明したんですが、そんなハイカロリーなビールをひとりで2リットル以上飲んだ私は一体どうすればー!ビール腹だけは何としても避けたいところです。

調理前のタコを友達(カナダ人)に見せたところ、「顔!顔がついてるー!」と半泣きで逃げ出しました。・・・そりゃタコなんだから顔はついているだろーよ。しかしタコ酢は気に入ったようです。なんだかよくわかりません。他にも、水の中でどんどん増える乾燥わかめをなんとも言えない表情で物陰から見守っていたり、なかなか皆さん反応が面白かったです。

普段使う範囲の英語では、海苔もわかめも昆布もひじきもかじめも、ぜーんぶseaweedです。如何に彼らが海藻に関心がないかを如実に表していますね。それにしたって、weed(雑草)とはあんまりだと思いますが。

いや、それ以前に、海苔を食べて「魚の味がする」ってどういう味覚しとるんじゃーほんとに舌ついてんのか?・・・と思うのは日本人で、そもそも味蕾(みらい)の数が日本人より少ないと言われる上に魚介類を食べ慣れていないのでは、それも致し方ないのです。

寿司はすっかり世界中に知られていますが、実は寿司を本当に美味しいと思って食べている欧米人はものすごく少ないような気がします。ほとんどの人が寿司を食べる理由は「ヘルシーだから」なのでは。

ちょっと前に「身体に良い」という理由で赤ワインが日本で大流行りしたようなものですね。アメリカにいた頃、一部のアメリカ人に対して、この人たちはヘルシーだとさえ言われればタイヤをかじって硫酸を飲むことすらいとわないかもしれないと思ったものです。

しかし、動機がなんであれ、生魚を食べるなんて野蛮だと言われるよりは、寿司うまいよねーと言われる方が嬉しいことに変わりはありません。たとえその寿司が裏巻きのカリフォルニアロールであろうとも。

投稿者 akiko : 21:37 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月08日

歯医者

最近いきなり涼しくなってすっかり秋です。ついこの間までの猛暑は何だったんでしょうか。今日の写真は、先週行ったストラスブール大聖堂(一部)です。手前の建物も細かい彫刻がほどこされていて綺麗なのですが、この写真ではちょっとわかりづらいですね。

週末は大学がメンテナンスのため停電だったので、暑かった間はとてもする気になれなかったアパートの掃除と片づけをしました。キッチンがぴかぴかになって嬉しいです。

いろいろ整理していたら、おそらく日によっては摂氏40度を越えていたであろう室内に置きっぱなしだったマスカラが見事に変質していました。変質というか、もしかして腐ってる??ぎゃー。ただでさえ短くて少ない大事な睫毛につけるわけにはいきません。ヨーロッパ人のほとんどは睫毛が長くて羨ましいです。「私の名はメーテル・・・」とか言わせてみたいです。

そういえば今週は歯医者に行きました。久しぶりの歯医者です。どきどき。ドイツの健康保険は歯科もカバーされているので便利です。もちろん、施術の内容によっては保険の対象外になり得ますが。

アパートの近くの歯医者で、とても綺麗なクリニックでした。あなた健康ねーと言われ、結局、歯石クリーニングしかすることがありませんでした。保険がカバーしていないクリーニングもあるけどどうする?と言われてこれは断ったんですが、どのくらい真っ白になるのか一度やってみるのも良かったかもしれません。20ユーロと、予想よりはるかに安価でしたし。日本人が思っている以上に、アメリカでもヨーロッパでも歯が綺麗であることは社会人としての絶対条件化しているようです。

日本のおじさんなどは目もあてられないような人だって珍しくなく、ひるがえって欧州紳士は歯磨きや口臭対策に余念のない人が多い(もちろんどちらにも例外はありますが)のは何故なのかずっと不思議だったんですが、こちらは握手やハグの習慣があるからなんでしょうね。

しかしそれならなぜ毎日身体を洗わない人も多いのか・・・日本のように水が豊富ではないとか、硬水で肌へのダメージが大きいとか理由があるのは一応わかりますけどねー。江戸時代の庶民は、世界でも稀に見る風呂好きだったそうです。そんな文化的背景のある私は温泉に行きたい・・・いえ、温泉なんて贅沢は言いません。しかし、せめてバスタブの外で身体が洗えるお風呂がいいです。そもそも、ここ1年バスタブという物を見ていません。ぐぁー。

投稿者 akiko : 22:06 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月02日

ストラスブール行ってきました

週末にフランス・アルザス地方のストラスブール(Strasbourg)に行ってきました。ザールブリュッケンから電車で2時間弱です。予想よりとても小さな街でした。写真はプティ・フランス(La Petite France)という界隈です。プティ・フランス含め、ストラスブールの街並みは世界遺産に指定されています。

ストラスブールにあるゴシック建築のノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame)は圧巻でした。これは尖塔が1本の非対称設計であるのが特徴的です。屋上まで階段で登れるんですが、この階段が狭くて急な上に所々下が見えるようになっていて、高所恐怖症の気がある私は、階段を下りながら膝ががくがくしていました。ヘタレです。

ここの大聖堂には13世紀や14世紀のステンドグラスが残っています。他にも、大掛かりな仕掛け時計や天使の彫刻、そして古いパイプオルガンが素晴らしかったです。

他にも、サン・トーマ教会(Eglise St.Thomas)の彫刻とパイプオルガンも見事でした。かつてモーツァルトも演奏したオルガンで、現在は毎年JSバッハの命日(7月28日)にここで演奏会が開かれるそうです。

また、大広間以外はヴェルサイユ宮殿と同じ造りであるロアン城(Palais Rohan)やかつての要塞跡など、小さい街の中に見所がたくさんあります。

それにしても、観光地の割に英語が通じなかった(と言ってもザールブリュッケンに比べれば遥かに通じるんですが)のは、やはりここがフランスだからですかねー。

投稿者 akiko : 19:16 | コメント (0) | トラックバック