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2004年06月29日

ヒューズがとびました

アパートで使っているハロゲンライトが切れました。ついでにランプ内蔵のヒューズ(写真参照。50セントコインと並べてみました。小さいです)もとんだので電器屋へ。行ったはいいんですが、ヒューズをドイツ語で何と言うのか調べるのを忘れていたので英語のできる人を出してもらいました。が、彼は英語を普通に話せるにもかかわらず、なぜかヒューズ(fuse)が通じない・・・仕方がないので、ヒューズとは何かを事細かに説明までしたんですが、やっぱりわかってもらえず退散しました。なぜ電器屋の店員にヒューズが通じないかなあ。うーん。

そういうわけなので、ドイツ語でヒューズを何と言うのか調べて(die Sicherung)、ばっちりドイツ語で作文してから別の電器屋に行ってみました。すると、話が通じたのはいいんですが、あっさり「ない」と言われました。とほほ。もしかして電器屋に行くのが間違いなんでしょうか。ホームセンターに行くべき?

と、私はなんだかしなくてもいい苦労をしているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。部屋が暗いと不便ですね。ランプは他にもあるんですが、あまり明るいものではありませんし。せっかく友達から借りた漫画が読めないー。

ドイツに限らず西ヨーロッパはここ数年で漫画の翻訳数が指数的に伸びており、現20代はすでに当たり前のようにハイジやキャプテン翼を見てきています。フランダースの犬は放映されていないのかなあ、と先日のベルギー旅行で思ったんですが、よく考えてみればその時一緒に行ったのは私以外は全員東ヨーロッパ圏出身者でした。同じEU内でも、東西ヨーロッパはかなり異なる部分が多いです。

それにしても、キャプテン翼の地球の曲率はおかしいなんていうくだらない話でドイツ人と盛り上がれるなんて、こちらに来るまではまったく予想もしていませんでした。あとは、スイス人とアンディフグについて語り合うとか。あ、K-1はとっくに放送されています。ついでに大相撲も。それからなぜか風雲たけし城も。大相撲はもうすぐ夏場所ですね。こちらのスポーツチャンネルで普通に見られそうです。これは、もしかしてシラク大統領(フランス)の影響が少なからずあるんでしょうか。彼は大相撲が好きなあまり、フランス大統領杯なんていう賞まで作ってしまったほどです。大統領じゃなくなったらどうするんですかーなんて野暮なことは聞いてはいけないんですね。きっと。

ところで最近、ドイツ人の友達とフランクザッパ話で盛り上がっています。ザッパのアルバム"Man from Utopia"が「ハエ・ハエ・カ・カ・カ・ザッパ・パ!」という邦題になっているのはどう説明したらいいでしょうか。彼はヨーロッパやアメリカのアーティストがCDを出すと日本盤だけボーナストラックついててずるい、などと私に文句を言いますが、そのかわりたとえばハエ・ハエ・カ・カ・カだったりするわけでして・・・あーこれをどう説明したものか。どなたかお知恵をお貸しください。

投稿者 akiko : 04:30 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月22日

犬の排泄物問題

夏至ですね。一年でもっとも日が長い日にもかかわらず、私は外の天気がまったくわからないフォトスタジオにこもっています(写真参照)。いえ、好きでやってるからいいんですけど。いくらするのか見当もつかないカメラやレンズを扱うのは、いつまでたってもどきどきします。ぼけーっと歩いていてしょっちゅう何かにぶつかったり犬のうんこを踏んだりしている私が高価な機材を扱うのは、どうも心臓に悪いです。まわりの人はもっとどきどきしながら見守っているような気もしますが。

そう、犬のうんこ!これが大問題です。もっとも、私が見る限りそう思っているのは日本人くらいなんですが。日本からパリに旅行した人がよく言う「街が汚い」というのは、おそらくこのことだと思われます。

ドイツの街はあちこち行きましたし、フランスも近場はいくつか行って、他にもアムステルダム、ブリュッセルはじめベルギーの街、はてはザルツブルグまで行きましたが、どこに行っても注意すべきは犬のうんこです。街によってはひったくりよりも注意する必要があります。ザルツブルグにいたっては、馬糞にも注意しなくてはなりません。とても美しい街なのにもったいないです。

日本の犬のしつけは目もあてられないことが多いのですが、少なくとも犬の排泄物に関する飼い主のモラルはどこよりも高いと思います。というか、日本人の衛生観念が高いんですね。私は日本にいた時はかなり適当な部類だったはずですが、ここのところ自分は潔癖症なんじゃないのかと思うことが多いです。

風呂に入る習慣が当たり前にあり、かつ高度なリサイクル社会であり、しかも当時の世界でトップレベルの人口を抱えるにもかかわらず疫病らしい疫病はほとんど流行らなかった江戸にひきかえ、中世ヨーロッパはトイレという概念すらない社会だったわけでして…ハイヒールシューズも日傘も、元はといえば服を汚さないための工夫だったとか言われています。そりゃーペストも流行ろうというものですよ。

そんな背景のあるヨーロッパ、犬のうんこを道路に放置するくらいで疑問を持つ人は誰もいません。しかし現実問題としてそのままにしておいても石畳やアスファルトの上では土に還るわけでもありません。

そこでほとんどの街が採用している解決方法というのが、犬の飼い主に課税してその税金で清掃業者を雇うというものです。雇用促進になるからいい?そういう問題ではないと思うんですが。たばこのポイ捨ても多くて、これにも同じことを感じます。

道を歩けば必ず目に入る犬のうんこと、ヨーロッパ人の大半が家の中で靴を脱がないという習慣を合わせて考えると、正直なところこちらの神経がやられそうになります。なので、私の頭の中では意図的に隅の方に追いやってあまり考えないようにしています。

いくら郷に従うにしたって、さすがに限度が…ついでに、私の見たところ食器を「すすぐ」という概念もないのが普通のようです。これまた水が貴重だった時代の名残かなんかでしょうか。たいていのカルチャーショックにはもう動じませんが、この2つにはいつまでたっても慣れそうにありません。

投稿者 akiko : 04:50 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月15日

欧州議会選挙終了

ここのところ天気が良いにもかかわらず知覚実験のために穴倉のようなフォトスタジオによくもぐっているので、カメラを持って家の周りを散歩してきました。風邪も治ったことですし。今は本当に良い季節です。夜10時くらいまで明るくて、今日の写真を撮ったのは夜9時前です。年中こうだと最高なんですが、冬は午後3時に暗くなるんですよね。

ヨーロッパでは、欧州議会選挙が日曜日に行われました。

欧州議会選、中道右派が最大勢力 反EU政党の躍進も(CNN.co.jp)

欧州議会選、中道右派が最大勢力維持 独仏で政権党敗北(朝日新聞)

ドイツ社民党、戦後最低の得票率 欧州議会選(朝日新聞)

欧州議会選:拡大EUに逆風の結果 投票率も史上最低(毎日新聞)

そもそも私は欧州議会の詳しい仕組みからしてよくわかっていないんですが、とりあえず選挙があったということで。そういえば私はここ何年も、住んでいる国で選挙権がない生活ですね。

日曜日は友達のアパートで選挙速報とサッカー欧州選手権中継(イングランド-フランス戦)を交互に観ながらいろいろしゃべっていました。サッカーどっちが勝つと思う?と聞かれて、そもそもルールがよくわからんと答えた私は宇宙人扱いされましたが。どーせ私はドイツにいながらサッカーに興味がなく、アメリカにいたくせにフットボール(アメリカンフットボールです。念のため)がさっぱりわかりませんよだ。そして案の定というかなんというか、暴動とセットのヨーロッパサッカーです。

この5月に拡大したEUは現在25ヶ国が所属し、公用語は11から20に増えました。これにともなって翻訳作業ももちろん増えるわけで、EUは現在この対応に追われているようです。加盟国の平等を標榜するEUは、面倒くさいから事実上世界共通語の英語に、というわけにはいきません。文書の翻訳なんだしいっそラテン語で統一しちゃえばーと思うのは部外者の勝手な意見ですかね。ヴァティカン(※)はEU加盟国じゃないし。ここはひとつ、ヨーロッパ系言語のどれにも似ていない日本語なんてどうよ?とヨーロッパ人に提案すると、そんな見るからに面倒くさそうな言語は採用できん!と即刻却下されました。

どんなに作業が面倒だろうと経費がかかろうと、異質な文化と言語を持つ者どうしなんとか対等に共存しようという姿勢は好感が持てます。まあ現実には、たとえばリトアニア人とギリシャ人とスペイン人が会話する時など、英語しか妥協点がない場合がほとんどなわけですが。でもヨーロッパ人にとって英語はそんなに難しい言語じゃないしなー。いまだに英語でしょうもない間違いの減らない私はうらやましいです。

※ヴァティカンはラテン語を公用語として採用しています。EUには加盟していませんが、ユーロ経済通貨同盟には加盟しています。経済通貨同盟に加盟しているEU非加盟国は、他にサンマリノ、モナコ、アンドラがあります。

余談ですがモナコはたしかフランスと「男子の王位継承者がいなければフランスに併合」という協定を結んでいたはずで、これはまだ有効なんでしょうか。まさに王家に国の存亡がかかっているという点で、日本の皇室どころではない切実さですね。その王位継承も、婚姻か養子縁組によってなされ、王の国籍はモナコかフランスである必要があり、さらにフランス政府の承認が必要というものです。それってほんとに独立国なのか?という疑問が頭をかすめますが。うーん。

投稿者 akiko : 06:10 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月07日

風邪です

風邪をひきました。夏風邪はなんとかがひくとかいうのを体現しています。しかも私は最後に風邪をひいたのがいつだったか思い出せないくらいに丈夫なんですよねー。MPIで風邪が蔓延していろんな人が次々にぶっ倒れていた時もひとりで元気だったくせに、なんでまた今頃・・・ここのところドイツは天気が非常に不安定なので、そのせいでしょうか。

とはいえ、せいぜい鼻水が出て頭がぼーっとしているくらいなので大した風邪でもありません。どこに行くにもティッシュの箱を持ち歩いていて笑われていますが、そんなことを気にしている場合ではありません。そういえばヨーロッパ人ってハンカチで鼻をかむ人が多いんですよね。

幸いにして私はアメリカでもドイツでも大病せずにすんでいます。命に関わるような病気はともかく、風邪による高熱などに関する話はいろいろ聞いていて面白いです。平均体温が日本人とは1度以上違うヨーロッパで38度の熱を出して病院に行ったらこのくらいの熱で病院に来るんじゃないと言われたとか(平熱が35度台、ついでに血圧も低い私は友達に「あんたゾンビ?」と笑われます。うるせー)、熱を下げるためには水風呂に入れと言われたとか、1歳児にコーラ飲ませろとか、裸にしてバルコニーに出せ(@北欧)とか、殺す気か?とつい思ってしまう話が多いです。

身体を内側から温めるために酒を使う、というのはかろうじて日本とも共通でしょうか。ただし卵酒なんてかわいいものではなく、ブランデーにウィスキー、ウォツカやラムといったハードな酒ではありますが。冬によく飲んだグリューワイン(温めた赤ワイン+スパイス)は効きそうですが、材料を買いに行くのが面倒くさい・・・それ以前に今日は日曜日で店が開いていません。

土曜日にスロヴァキア人の友達からこれ効くよーと飲まされたスロヴァキアの蒸留酒(ウォツカ似。原材料は聞くのを忘れました)はたしかに効きました。・・・10分だけ。じゃあもう一杯どう?と言われましたが、かなりの荒療治であることは確かなので赤ワインをゆっくり飲むことにしました。結局酒かい!酒は百薬の長とはよく言ったもので、ゆっくり飲む赤ワインは即効性こそないものの長く効きます。アルコール分解酵素の少ない人にはもちろんおすすめできませんが。

近代医学が発達したドイツは、同時にハーブ先進国でもあります。で、風邪にはカモミールティーがいいらしいんですが、私ハーブティー嫌い・・・とか子供の好き嫌いのようなことを言っている場合じゃありませんね。でも葛根湯があるからいいもんね。葛根湯の方がよっぽど飲みにくいだろうと言われそうですが、一気に飲み下してしまえばいいわけですし。

投稿者 akiko : 03:56 | コメント (0) | トラックバック