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2004年08月31日

いろいろ壊れています

ずっと使っていた充電池が壊れました。しかも、壊れたことが発覚したのはパリです。わざわざ持って行ったのに。使えねー。なぜ物は壊れて欲しくない時に壊れるんですかね。ちなみに研究所のファイルシステムも先週末からずっとダウンしたまま…コンピュータが使えないコンピュータサイエンティストは、ただの役立たずです。いえ、ただの役立たずならまだいい方で…しかも今EUROGRAPHICSが目の前で、そのプレゼンテーションを控えている人もいるというのに、大丈夫かなー。

そんなヨーロッパでは、イギリスのブレア首相がサッカーの親善試合でイタリアのベルルスコーニ首相の左ひざを蹴って怪我をさせてしまったくらいで、あとはおおむね平和です。いやーこれがドイツとイタリアじゃなくて正直、良かったですね。ベルルスコーニ氏は何かと対ドイツで失言の多い人なので。ベルルスコーニ首相が怪我をしたのは左ひざなわけですが、中道右派で知られる彼は、病院の待合室で他の患者相手に「いつも左には悩まされる」と軽口を叩いたとかなんとか。このセンス、いいですねえ。こんな気のきいたジョークを言える人が、なんであんなにナチ関連の失言が多いのかよくわかりませんが。

私はといえば、パブリッシュ予定の論文の草稿を練っていたら一週間が終わってしまったわけで…しまった、ここに書けるようなネタがありません。えーと現在学会で日本にいらっしゃる先生(指導教官)、ラーメン買ってきてくださーい…とかここに書いてもしょうがないですよね。実はこれから先なら、美容院の予約だとか日本から先輩がちょっと遊びにくるだとかで、いろいろあるんですが。

美容院!そう、美容院です。実はこれまで日本人以外の人に髪を切ってもらったことがありません。なので、この美容院予約はかなりどきどきです。ドイツに来てからは、前髪以外まだ一度も切らないまま伸び放題です。ま、これだけ伸びてたら多少失敗しても挽回の余地(ってなんだ)は十分にあります。ここに来た時はショートヘアだったはずなんですが、今や麗子像というか某イリュージョニストというか…あ、「貞子」余裕でできます。まあこれについては、来週ビフォーアフター写真をお届けするということで。もっとも、そう短くするつもりはありませんが。

さてどういうふうになるものか、実は自分でもけっこう楽しみです。母国語でも美容師とのコミュニケーションはなかなかに難しいというのに。これ、何も日本だけに限ったことではないようで、たいていの女性は同意してくれます。しかも今回、私←(英語)→友人←(ドイツ語)→美容師、となる予定です。まあ結果は来週をお楽しみに。

道行く女性の髪を見る限り、「髪をすく」という施術がなされている人は…いません。さすがにすき鋏はあるんでしょうが、果たして美容師はやり慣れているのかどうか。皆髪の毛少ないからなー。髪の重さで肩凝りが加速する一方の私は、一体どうしたらいいのでしょうか。しかしそのまままっすぐぱっつんと切ると、肩で揃えれば古代エジプト人、耳で揃えれば節子(火垂るの墓)…さすがに、いい年こいて節子はちょっと。

日本の美容師はすき鋏を駆使しますし、ボリュームダウン用のヘアケア用品がいっぱいありますね。が、所変われば変わるもので、こちらではまず見かけません。ボリュームアップ用のものなら掃いて捨てるほどあるんですが、これ以上増やしてどーするよ!まあ何にせよ、行ってみなければどうなるかわかりません。虎穴に入らずんば虎子を得ず!いや、そこまで気合入れるようなことでもないかもしれませんが。

投稿者 akiko : 06:28 | コメント (0) | トラックバック

2004年08月24日

オリンピック開幕

家の近くの栗並木で、栗が少しずつ成長してきました。恐怖です。これ、当たると痛いんですけど。

先週書き忘れていましたが、パリのホテルで久しぶりにバスタブにつかりました。しかもジャグジーつき!わーい。ジャグジーはいいんですが、なぜこうもバスタブが浅く幅が狭い(長さは結構ある物が多い)のか…リュージュでもやっているかのような姿勢で頑張るしかありません。ああ日本のお風呂に入りたいなー…温泉だなんて贅沢は言いません。せめてバスタブと洗い場が別であれば!

こういう、○○だなんて贅沢は言わない、しかしせめて××であれば!というのが結構あります。ウォッシュレットなんて贅沢は言わないからせめて便座カバーが欲しい、とか。アメリカにいた時は、和包丁とまでは言わないからせめて普通に切れる包丁を!と思ってましたし。この点、ドイツはさすがにいい刃物が売られています。それでも、すぐ切れなくなるんでしょっちゅう研ぐ必要がありますが。ちなみに私が小学生の頃から愛用しているハサミは西ドイツ製(まだ東西ドイツ統一前だったので)です。かなり雑に扱っているんですが、いまだにさくさく切れます。

そういえばオリンピックが始まりましたね。私は友達の家で、お好み焼きを焼きながら開会式を観ていました。ここしばらく、オリンピックを見るのに時差が問題にならない土地にばかりいるのは気のせいでしょうか。壁画を模した歴史絵巻の演出は素晴らしかったですね。なんでビョークが歌うのかはよくわかりませんでしたが、まあビョークだから良しとします。さて、今回の日本選手団の衣装は…見る側にもそろそろ免疫がついてきたという感じですね。ま、シドニーでレインボーカラー(※)のインパクトに比べたら、たいていのことはかわいいもんです。なんで日本も民族衣装にしないかなーと、アフリカや南洋の国を見るたびに思います。そうそう、日本のオリンピックおじさん、こっちのテレビにも映ってましたよ。

ギリシャはどちらかといえば反米感情の強い国だと言われています。イラクやパレスチナの入場で大歓声が上がるアテネですが、かといってアメリカやイスラエルが歓迎されていないなんてことはまったくありません。いや、それが普通だよな…どうもこの間アジアカップがあったばかりなので、このへんの「普通」の感覚がまだおかしいです。ギリシャとは伝統的に仲の悪い(という言い方はやや変ですが)トルコももちろん歓迎されています。いえ、だからこれが普通なのよね…。

ドイツはいまいちオリンピックでぱっとしないためか、あまりまわりのドイツ人でオリンピックの話をしている人がいません。今年の日本のメダルラッシュはすごいですねー。アメリカのようにいろんな人種のカードを持っているわけでもなければ、国策でスポーツを奨励しているわけでもないのに、不思議です。


※オーストラリアは比較的ゲイの多い国。さらに、レインボーカラーはゲイの象徴色として知られる。

投稿者 akiko : 05:18 | コメント (0) | トラックバック

2004年08月17日

パリに行ってきました

週末からパリに行って、火曜日未明に戻ってきました。いやー疲れた。久しぶりにたくさん歩きましたよ。

お約束のエッフェル塔にも登ってきましたよ。写真はエッフェル塔のチケットです。高所恐怖症で乗り物に弱い私は、高さとエレベーターにやられてふらふらでしたが。ついでに人の多さにも。他には、ノートルダム大聖堂、凱旋門&シャンゼリゼ、リュクサンブール公園とか。ノートルダム、美しいですねえ。まさに貴婦人でしたよ。シャンゼリゼは歩道が広くて歩きやすかったです。リュクサンブール公園は一部改装工事中でした。

総勢10人という団体旅行で、多い順にドイツ人・日本人・パキスタン人というよくわからないグループでした。必要に応じて小さいグループに分かれて行動していたので楽です。パキスタン人の友達はユーロディズニーに行ってきたとかなんとか。私はといえば、この旅行の主目的は日本語の書店とラーメン屋でした。なぜかこれにドイツ人が面白がってぞろぞろとついてくるわけですが・・・箸の握り方から教え、寿司屋で魚の種類を説明し、醤油と鰻のタレを間違えないよう常に気を配り、ラーメン屋ではこんな熱いもの食べられないと泣き言を言うドイツ人にラーメンのびたらまずくて食べられなくなるからさっさと食えとはっぱをかけ・・・うーん、添乗員か保母さんのようだ。

パリは日本人が多いことと、フランス人もそこそこ舌が肥えているためか、日本料理屋はなかなか美味しかったです。何かの冗談としか思えない日本食レストランも少なくありませんので。でもやっぱり、寿司屋がまぐろとサーモンばかりなのはなー。なにもパリに限ったことじゃありませんが。美味しい白身とか貝が食べたーい。

書店は想像よりはるかに大きいものでした。久しぶりにあんなに漫画が並んでいるところを見ましたよ。漫画好きのドイツ人が「あーこれが全部ドイツ語、いやせめて英語だったら!」と悶絶していましたが。日本語勉強しなさーい。

久しぶりといえば、スターバックスコーヒーに入ったのも久しぶりでした。いやー懐かしい味です。スターバックスってほんとにアメリカ的なカフェですね。ヨーロッパのカフェ文化発祥の地パリにあると、特にそれが目立ちます。そういえばブランチのオムレツを食べる時にケチャップに手を伸ばしたら、案の定「このアメリカかぶれがー!」と非難が・・・いや、何と言われてもこれだけはやめられないんだわ。あと、フレンチフライにケチャップも。ヨーロッパでは、フリッツ(フレンチフライのこと。ベルギー人考案の食べ物らしいが、ベルギー人はフランス語を話すために、アメリカ人にはフランス人と区別がつかずフレンチフライとなったとか)につけるならマヨネーズが主流です。パルプフィクションでもネタにされてましたね。

そうそう、フランス人は英語を話さない・・・なーんてことはまったくなかったですよ。

投稿者 akiko : 22:35 | コメント (1) | トラックバック

2004年08月09日

アジアカップ

ガーリックミルを買ってみました。便利です。手がにんにくくさくならないのがいいですねー。

ヨーロッパにいるとサッカーの話が当たり前に出てきます。で、ヨーロッパ人同士はもちろんいろいろあるわけですが、そういうことに関係ない日本人の私はユーロ2004の時「どこが優勝すると思う?」と聞かれてかえって困っていたりするわけです。ドイツ人には悪いけどフランスかなあ…と思っていたんですが、ご存知の通りこの予想は見事に外れ、決勝トーナメント緒戦でフランスを下したギリシャが優勝しました。

そんな私はイギリス人から「ベッカムが日本でエステのCMに出てるって本当か?」と聞かれ、ドイツ人に「カーンが日本ではポップスター並に追いかけられてるのはどういうわけだ?」と聞かれ、とどめにイタリア人から「中田(←ナカータと発音)はサムライだ!」と言われ、そしてハンブルガー(ドイツ・ブンデスリーガ)所属の高原選手はスシボンバーと呼ばれ…わけわからんよあんたたち。

そんなヨーロッパで、今週アジア人はひっそりとアジアカップで盛り上がっていました。アジアカップ、前回のワールドカップ以上の偏向ジャッジだわスタンドの観衆はひどいわ、おまけに暴動が起きて日本公使の車が襲われるわ日本大使館付近は非常線が張られるわ、なんなんですかあれは。

今回はサッカーだけだからまだなんとかなった(一応死者は出なかった)ようなものの、これじゃオリンピックなんてとても無理でしょ。日本選手団と旅行者の安全はどう見ても保証できないと思いますよ。もはや自衛隊かゴルゴ13を連れていかないと。

今回のアジアカップは江沢民時代の反日教育の結果ですね。周恩来と小平亡き後、特に第二次天安門事件などに見られるような国内への不満を逸らすための「人民共通の敵」として日本は格好の存在なわけです。その結果が政府にとって望ましくない形で世界の目の前にあらわれてしまった、と。

ヨーロッパもイングランドサポーターあたりの素行はひどいし、イングランド-アルゼンチン戦なんてフォークランド戦争の歴史からものすごくピリピリした試合になるわけです。が、その悪名高いイングランドフーリガンでさえ国歌斉唱への妨害はしませんし、国旗を焼いたり外交官を襲うなどもっての他、練習場に鍵をかけて使わせないなんて聞いたことがありません。というか、外交官を襲撃するというのは、紛れもなくテロなんですけど。

そんな最悪の条件下で勝ち上がった日本代表はほんとによく頑張りましたね。すごい精神力です。特に監督。選手としてくぐってきた修羅場の数が違いますね。彼の采配はいろいろと批判もありますが、それでもああいう監督が後ろにいてくれると選手は心強いでしょうね。日本サッカー協会はこのとおりですし。

まあ日本人も日本人でたまに寝ぼけたことを言う人がいるんで、こういうので目が覚めてくれるといいなあと私は思います。が、日本と中国には日中記者交換協定(日中報道協定)があるんですよねー。日本はたしかに言論の自由はある(ドイツよりもある)けれど、報道の自由はありませんし。

投稿者 akiko : 21:36 | コメント (0) | トラックバック

2004年08月02日

Fahrenheit 9/11を観てきました

Fahrenheit 9/11(華氏911)を観てきました。

特に何か目新しいことが描かれている映画というわけではありませんでした。共和党・民主党を問わずアメリカがずっとああいう国であることは、アメリカ人以外なら誰でも知っているわけでして。むしろ、これを観て驚いているアメリカ人にこっちが驚きたいくらいです。ただ、いくら周知のこととはいえそれを一本の映画にまとめあげた行為はやはり評価できるものだと思います。

まあボウリングフォーコロンバイン同様、偏ってますけどね。それは彼が意識してやっていることなわけですが。やや危険だと思うのは、これを観てブッシュや共和党のみを批判する風潮ができた場合です。それは監督の意図するところとは違うようですが、彼はわざとそのように編集しているようにも見えます。

いかん、感想が終わってしまいました。日本では公開までもう少し時間があるので、あまり詳細にふれるわけにもいきませんし。うーん他には…そうだ、マイケルムーア、余計なお世話かもしれんけど少し痩せた方が身体にいいよー。ロジャー&ミーとかボウリングフォーコロンバインの頃と比べてかなり横に成長してますし。このままでは、彼自身がSupersize Meみたいな映画のネタになりそうです。

他には…うーんうーん…あ、そうだ、この映画によってブッシュ支持が減るかというと、そんなことはないように思います。親ブッシュ派も反ブッシュ派も観る前から自分の意見は固まっていて、それが揺らぐことはないでしょうね。

ムーアは次はパレスチナ問題をやるんじゃないかと噂されていますが、それが本当だとしたらいよいよもって危険だなあ。彼はただでさえ、アメリカの過激派右翼にもっとも命を狙われていると言われています。その後北朝鮮までやってくれると面白いんですが、これはアメリカ国内との利権による繋がりがなさそうなので無理そうですね。

リンク:
マイケルムーア.com
ムーア突撃取材by CNN

投稿者 akiko : 21:40 | コメント (0) | トラックバック