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2005年07月26日

地震

土曜日の地震は、規模のわりに被害がなくて良かったですね。月曜日に、例によって同僚とそういう話になったんですが、

「東京で地震があったんだって?大丈夫なの?」
「うん、新聞社のサイト見るかぎり特に大きな被害はなかったみたい。緊急停止したエレベーターからしばらく出られなかったとか、ちょっと転んだとか、そういうのはあったみたいだけど」
「……マグニチュード6の地震で、『ちょっと転んだ』が新聞記事になるような被害なわけ?なんかその感覚おかしくないか。(笑)」

たしかに。日本にいる皆さん、地震耐性ありすぎです。あれだけ人がひしめいているところにM6の地震があってパニックにならないなんて、なんちゅう落ち着きっぷりですかー。

私はといえば、地震免疫はとっくにマイナスになっていそうです。それでも、総ガラス張りの研究所を初めて見た時は「地震がきたら助からない…」とちょっと思ったものです。それももはや、遠い昔…このへん地震ないんですよね。もはや、地震がどんなものだったか忘れかけている気がします。会津でちょくちょく経験したはずなんですが。

海外で、地震があった時に人々が我先にと建物から飛び出す中、カフェで落ち着き払ってコーヒーを飲みつづけているのは日本人だとよく言われます。が、これは危険ですよー。日本とそれ以外の国では、建物の耐震度が違います。そもそも、建築物の耐震・免震という概念がある国ばかりではないのです。なので、日本の感覚で大丈夫だと思っても一応避難した方が安全なようです。

日本に10年住んでいた私の指導教官は、「日本人は地震慣れしてるからねえ。日本でいうマグニチュード6って、世界基準のマグニチュード8くらいなんじゃないの?」と笑っています。そう言う彼がもはや一番地震に慣れていそうですが。しかし先生、会津若松市の市庁舎はどうやって地震に耐えてきたのかとか、東京都庁の耐震設計はどうなっているんだとか、そういうことを私に聞かれても困ります…どなたか詳しい方、答えてあげてくださいな。仏像おたくとしては、まだ法隆寺の五重塔と地震について聞かれる方が楽なんですー。

投稿者 akiko : 06:46 | コメント (2)

2005年07月19日

プライバシーとは

以前ご紹介したGoogle maps分譲・賃貸情報サービスが加わりまし た。あ、さらに地図の方は日本も閲覧可能になりましたね。

ためしにシアトルで家探しをしてみました。物件によっては写真の掲載もあります。便利な世の中になりましたねー。などと言うとどうもばばくさいんですが。

グーグル社のビジネスを眺めていると、情報は莫大なビジネスになるんだなあとつくづく思います。と同時に、たとえば日本でも個人情報保護法が施行されたように、情報の取り扱いは今後もどんどん大きな問題となっていくんだろうなとも思います。

その顕著な例が、昨年世界中を賛否両論の嵐に巻き込んだこのグーグル社のウェブベース無料電子メールサービスGmailです。ユーザーから料金をまったく徴収せずに大容量を保証するメールのシステムを維持するからくりは、メールを文脈解析プログラムに通し、その結果に基づいて広告を表示するというところにあります。

グーグル社の検索アルゴリズムやその技術革新スピードは目を見張るものがあります。が、Gmailについては、私はどちらかといえば反対の立場です。Gmailアカウントのオファーもありましたが、どうも上記の仕組みに抵抗があって断りました。

別に見られれば大スキャンダルになるようなメールが私のところにくるわけではありませんが、そういう問題ではなくて、そのシステムにどうも賛成できないのです。検索エンジンのキーワードから広告を表示したり統計をとったりすることとは、まったくわけが違います。

Gmailに関する記事を初めて読んだ時、ずいぶん危ない橋を渡る会社だなあと少し驚きました。マイクロソフトが独禁法訴訟でごたごたしていましたが、その二の舞をさせてくれと言わんばかりです。まあこれはプライバシー擁護論者の視点であり、逆の立場からの意見もいろいろあるわけではありますが。

余談ですが、私はプライバシー意識が強いとよく言われます。って、これはいわゆる「欧米人」の特徴じゃなかったのかー!しかし、私だけではなく、実際日本人の方が他者との間に引く一線に神経質な人が多いんですよね。

利害両面ともに大変わかりやすいもの、たとえば原子力発電技術であっても、いろんな意見があるものです。ましてや、個人情報などというその定義すら簡単ではないものについては、何をかいわんやです。目に見えないものであるだけに、よけい取り扱いが難しくなっていくのだろうなと思います。

投稿者 akiko : 10:39 | コメント (0)

2005年07月12日

ロンドンのテロ

日本で買ってきた全世界対応の電源プラグ(変圧機能はなし)の写真を撮ってみました。組み合わせしだいで7タイプの電源に対応できる優れものです。私がこの先チリやネパールに行く可能性はとても低い気がするんですが、そういうことは どうでもいいですね。時々こういうのにばったり遭遇するから、電器屋は楽しいー。…日本の電器屋の話ですけど。

買い物といえば、ヨーロッパはあちこちで夏のセールが始まりました。私も、野菜やらトイレットペーパーやらを買いに行ったはずが、なぜかサンダルと水着とスカートを抱えて帰ってきてます。危険です。で、買ったはいいがこの水着どこで着るんだ…と困っています。勢いで買ったものの、ドイツで着るには太陽の量がやや足りない気が…まあいいや。安かったし。そのうち着ることもあるでしょう。

さて、ご存知のように、先週ロンドンで同時多発テロがありました。犠牲者の皆さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。アルカイーダ系のグループが犯行声明を出したようですが、アルカイーダの皆さん(と書くと、仮面ノリダーの「ショッカーの皆さん」みたいですが…って、相当古いネタですねこれ)は結局のところ何がしたいんでしょうか。

これがバスクやチェチェン、パレスチナに東トルキスタンといったところの過激派活動家であれば、彼らの行為には賛同できないものの、その思いや他に訴え出る手段のない無念さの一端は想像できます。が、アルカイーダは、現在無法地帯のイラクになだれこんで火事場泥棒的に活動している周辺国のテログループと結局同じように見えます。彼らの場合は自分で火もつけているわけですが。おお、そうすると急ぎばたらきの火付け盗賊というやつですね。火盗改メの長谷川平蔵は理想的な男性ですね。

…話がずれました。もしかして私は眠いのか?「鬼平犯科帳」の話は、また日をあらためて。「剣客商売」も悪くないです。我ながらおっさん趣味だとは思いますが。

結局、今回のテロはスコットランドで会議中だったG8をまとめて怒らせ、私のような一般人には「…で、結局何がしたいわけ?」と毛ほども理解されず、こんなことに巻き込まれてしまった被害者のほうはたまったものではありませんよ。最終的に残ったのはイスラム教とイスラム教徒に対するイメージの悪化なわけで、そうやって自分で自分の首締めてどうするんでしょうか。

ニューヨークのテロ直後も、シーク教徒のインド人(ターバンを巻いている人たちです)がイスラム教徒と間違われてリンチをうけ殺害されてしまうという事件がありました。今回も、モスクに火炎瓶か何かが投げ込まれたようです。こういう思慮の足りない仕返し行為は百害あって一利なしです。だからといって、暴力は暴力しか呼ばないとか、武器を捨てて平和的に話し合いを、なーんてことは露ほども思いません。テロ行為には、軍事力でも政治力でも経済力でも使えるものは全部使って対抗すべきです。ただ、方向性を間違うとかえって危険なことになるなあとは思うのです。

投稿者 akiko : 06:21 | コメント (0)

2005年07月05日

学会でした

コラムがブログ仕様に変わりました。先週はこのシステム移行のため、お休みと させていただきました。

さて、私はちょっと学会へ行ってきました。といってもドイツ国内の移動なので、そう大変でもありません。どのみちヨーロッパのどこかで開催される学会なので、大西洋を越えたりユーラシア大陸を横断したりする必要はないのです。

で、その学会ですが…だめだ、写真が全然「学会」じゃないですね。これでは、お前は何しに行ったんだと言われても仕方がないです。たしか前回サンノゼの学会に行った時も、写真はジャグジーだったような…私は大西洋と北米大陸をまたいで屋外ジャグジーに入りに行った、と。で、今回はホテルから自転車を借りて、久しぶりにサイクリングを楽しみました。

天気が良く、サイクリングロードもそれなりに整備されていたので大変気持ちよかったです。ただ、ヨーロッパでは当たり前なヌーディストビーチの存在に、いまだに慣れない…日本なら警察呼ばれるでしょうし、アメリカなら裁判沙汰になりそうです。日本にだって温泉があるじゃないかといわれそうですが、温泉とビーチじゃ全然違うと思いませんか?ついでに、こちらのサウナは男女別ではないのが普通です。最近は曜日や時間によってはどちらかの専用というサービスもあるようですが。さすがにこれは行ったことがありません。

ドイツ国内でも、ヌーディストビーチが一般的なのは東ドイツ側の方だそうです。西ドイツ側の若い世代は抵抗のある人も少なくないようで。そして、東のほうの国境をちょいと越えた先に実家があるポーランド人の女友達は「絶っっっ対に嫌!なんで平気なのか信じられない」と言って譲りません。

正直言って、素っ裸で泳いだら気持ちいいだろうなあとは思いますけどね。ただし、やっぱり完全にひとりじゃないと落ち着かない気がします。しかし、そのために島を買えるような甲斐性はどうものぞめそうにないのが悲しいところです。

ええと、なんで学会に行った話が、島を買う買わないなんてことになるんでしょうか。まあいいや。とにかく、私は学会に行ってきたんです。ええ。そこそこレベルの高い学会で、しかし分野はそう広くないため参加者は莫大な数にならないというおいしい学会です。これはどういうことかというと、よその著名な研究者と話をする機会がより多いということです。指導教官を通じていろんな人を紹介してもらい、なかなか貴重な時間を持つことができました。良かった良かった。ディナーも美味しかったし、言うことなしです。

で、帰ってきたらすぐ目の前に締め切りが控えていたりするわけですが。あいかわらず、論文やレポートを書くたびに英語に関する自信が音を立てて崩れる生活です。こればっかりは、いつまで経ってもなくならない気がします。かといって日本語で書けるかというと、そんな自信はもっとないんですけどね。


投稿者 akiko : 05:21 | コメント (2)