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2005年09月20日

ドイツも選挙が終わりました

先日、自分でこしらえた食事で自分が腹痛を起こすという情けない事態になりました。なんせ腹痛なのでアパートから出ることはかなわず、友達に電話してヨーグルトとスポーツドリンクを買ってきてもらいました。その時に一緒に持ってきてくれたのが、これ↓です。

ホットゼリーと呼べばいいのでしょうか。なんせポーランド語で一単語もわからないもので。見慣れたアルファベット(時々ヒゲみたいなのが生えてますけど)なのにちっともわからないというのは不思議です。このホットゼリー、とても美味しかったですよ。おかげでおなかも落ち着きました。

ドイツでも総選挙が終わりましたが、なんだか結果がえらいことになっていますね。オペレーティングシステム論の基礎で必ず出てくる「デッドロック」という言葉がぴったりです。戦後最高の失業者数などがたたって解散総選挙となったわけですが、国のトップをどう変えたところで国民の意識が変わらなきゃ結局何も変わらんと思うんですよねー。

国に文句言ってる暇があったらもっと働けばいいのに、と思うことがほんとに多いです。中秋の名月を見ながら、ドイツ人ではない友達とそういうことをブツブツ言いつつ週末が終わりました。日曜日の夜は、雲ひとつない夜で最高の十五夜でしたよ。ただし少し気温が低めで、「寒いー!飲まなきゃ凍え死ぬ!」とわーわー騒いでいた私は、はたから見ればただのアル中予備軍だったかも。

こちらではいわゆる選挙カーというものを見掛けないので、候補者はどうやって選挙運動をしているのだろうとずっと思っていました。で、その選挙運動のひとつに運良く遭遇することができました。

宵の口にダウンタウンで少し夕食の買い物などをして、カフェで食前酒がわりのビールやワインをゆっくり飲んでから家に帰るのが私のささやかな楽しみです。ある日そうやってカフェでぼーっとしていると、とある候補者がカフェをまわってフライヤーを配っていました。

「やあお嬢さんこんばんは。(私のTシャツを見て)おや、サンフランシスコのハードロックカフェですか。僕も行ったことありますよ」
「はあ…」

と、素敵なおじさまから突然にこやかに話しかけられて、私はどぎまぎしてしまいましたよ。(←おじさまに弱い)
これで彼が自分の顔写真と政党名の印刷されたフライヤーを持っていなかったら、ただのナンパと区別がつかないところですね。

先週、在外邦人の選挙権に制限があることについて少し触れましたが、これについて在外選挙権制限は違憲という判決が最高裁で下されました。約10年かかったんですね。原告団の皆さんは、ほんとうにお疲れさまでした。


投稿者 akiko : 2005年09月20日 06:21

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