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2005年12月28日

ベルギー

年末旅行ベルギー編です。前回ベルギーに行った時、私以外全員ヨーロッパ人というメンバーで行ったため、

「アントワープ行かないの?」
「なんのために?」
「何って、フランダースの犬だよ!」
「知らん」

と、多数決であっさり負けてアントワープに行けずじまいでした。よって、今回は何が何でもアントワープでフランダースの犬ごっこを!の意気込みで行ってきました。

というわけで、アントワープのノートルダム寺院です。どっちを向いてもルーベンス、ルーベンス、ルーベンスという教会でした。ネロが見たがった二枚は、「キリストの昇架」

と、「キリストの降架」

です。この他にも、やはりルーベンスの手による「聖母マリアの死」や「聖母昇天」といった絵もあり、さすがノートルダム(聖母教会)です。

ここの入り口脇には、このノートルダム寺院建設に力を尽くした四人の銅像があるのですが、私が行った時はなんだか一人多いような…と思ったら、大道芸人のおじさんでした。ご丁寧に、銅像と同じような模様の服とメイクです。あれ?ひとり多いなと思った瞬間、おじさんがいきなり釘を打ち始めたので、思わず「ぬぁ!」とかいう変な声で驚いてしまいました。おじさんが満足そうだったから、まあいいか。

ブリュッセルのグラン・プラスは、クリスマスイルミネーションといいますか光のショーといいますか、とにかく壁が大きなプロジェクタがわりになっていました。さすがEU本部のあるブリュッセル、ヨーロッパ中のいろんなもの(ダビデ像とか)が映し出されるのはいいんですが、ご覧の通りなんだか心霊写真のようなことになっています。

ベルギーといえば美食の国!というわけで、私ベルギー滞在のわずか数日でやや太めになりました。うわーどうすんべ。それもこれも、どこに行っても美味しく食べられるムール貝のせいです。ムール貝の白ワイン蒸しを一日にひとりで1kg上食べていれば、そりゃ誰だって太ります。


投稿者 akiko : 07:23 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月23日

冬休みです

実はただいま、冬休み旅行中です。ネットはどこにでもあるだろうと思っていた私が甘かった…ヨーロッパのインフラ整備のお粗末さをすっかり忘れていました。アメリカ資本のホテルならいくらなんでもあるだろ!と思いましたが、それすらなく…ただいま、ハイデルベルクでようやく見つけた無線LANが使えるカフェです。

で、何の旅行かといえば、グリューワインを飲んでグリューワインを飲んでグリューワインを飲んで…他にないな。すみません、観光らしい観光は全然していません。グリューワインは、赤ワインとフルーツやスパイスを沸騰しないように温めたもので、寒い時にぴったりです。

blog.jpg

あと、寒いと肉が食べたくなるんですね。普段は研究所からほとんど動かないので、アパートとの往復くらいにしか外に出ないんですが、この寒い中うろうろしているとてきめんに肉が食べたくなります。ヨーロッパ人の肉食の理由はこういうところにもあるんだなー。そういえば、アラスカなどのオーロラツアーで、オーロラを見る前に肉を山ほど食べさせられるという話を聞いたことがあります。

さて、これからまだしばらく旅行は続くわけですが、はたしてこの先どれほどネット環境があることか…いわゆるインターネットカフェはたくさんあるんですけどね。お前は旅行中くらいネットから離れたらどうだと突っ込まれそうですが、まあそれはそれとして。

投稿者 akiko : 22:26 | コメント (2) | トラックバック

2005年12月14日

クスクス

週末は、まずいつものように買い出しに行き、友達の誕生パーティで朝まで飲んでヨレヨレになり、翌日は別の友達の家にクスクスの作り方を習いにいきました。私にしては珍しく活動的な週末です。クスクスは、ご存知マグリブ地方(北アフリカ北西部のアラブ諸国)の料理ですね。

しかし、前日のパーティで奈良漬のようになった脳味噌で料理を習って、はたしてちゃんと覚えて帰れるのか?!と大変疑問だったので、カメラ持参で各ステップごとに写真をとってきました。

お前はなんでそんなにぶきっちょなんだ!と怒られつつ習ってきました。なん
せ、ただでさえ不器用なところにもってきて、脳みそ奈良漬ですから。しかし
せっかく習ったので、ここで復習を。まず、材料は

・セモリナ粉(いわゆる「クスクスの粉」)
・トマト
・ズッキーニ
・かぼちゃ
・たまねぎ
・にんじん
・にんにく
・ひよこ豆
・鶏肉


でしたが、「別に何使ってもいいんだけどねー」とかなり適当です。味付けには

・塩&胡椒
・コリアンダー
・ハーブミックス
・ギィ

を使います。で、

1. 鶏肉、にんにく、たまねぎ、塩胡椒を鍋に入れて蓋をし、蒸し焼き
2. トマトを入れる
3. 他の野菜と、足りないようなら水を加える
4. 味付け

で出来上がりです。


いやー簡単で良かった。しかし、この簡単な料理でぶきっちょすぎると怒られた私は一体…ただ、これはかなり簡略化した作り方で、きちんと作ろうとすると短く見積もっても5時間は必要なのだそうです。

セモリナ粉を何度も蒸したり、蒸す時に羊の頭部を蒸し器に入れて風味付けしたり、かなり手間がかかるようです。羊の頭で風味付けされたクスクスなんて、贅沢だー。と、ここで目を輝かせている私は、例によってドイツ人に変態扱いされるわけですが、いいんだいいんだ。


投稿者 akiko : 00:58 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月07日

ピンホール式プラネタリウム

売り切れ続出の第一版をぎりぎりで手に入れた学研大人の科学マガジン「究極のピンホール式プラネタリウム」、組み立てました。

部品は全部できているので、これまた説明書通りに作っていくだけです。スイッチのところでやや手間取りました。私並にぶきっちょな人は注意しましょう。投影機の原理は簡単で、12面体の中心に電球があり、12面体の表面のピンホール(星の明るさによって大きさが違う)を通り抜けて壁などに投影されるというものです。さて、1時間ほどで完成です。部屋の電気を全部消して、投影機のスイッチを入れてみます。

サンプル写真は学研のサイトにあるので、そちらを参照してください。これ、かなりいいですよー。惜しむらくは、私の部屋がドーム状じゃないことでして…壁に投影した時に、角の部分で歪みが起きるんですね。あと、立方体の部屋ではないので、壁までの距離が等しくないためにこれまた投影に問題が生じます。

というわけで、投影機を持って部屋中をうろうろしたところ、結局バスルームが一番よさそうだということになったんですが…でも、だからといってずっとトイレにこもっているわけにもいかないし。ちなみに、投影機をつけたまま歩いていると宇宙酔いします。私は絶対に宇宙飛行士にはなれないと思いました。宇宙酔い、気持ち悪すぎます。考えてみれば、エッフェル塔のエレベーターで酔う私がスペースシャトルに乗れるはずはないですね。

ともあれ、これは自信をもっておすすめです。実際、第一版は発売日の3日後にネット上の本屋をいくつか巡ってどこもかしこも売り切れでした。ようやく見つけて(残り3セットくらいでした!)手に入れたものです。第二版がつい最近手に入るようになったようなので、興味のある方はぜひどうぞ。


投稿者 akiko : 00:55 | コメント (0) | トラックバック