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2007年05月17日

お伊勢参り

二週間ほど、日本に帰っていました。今回は名古屋で友達の結婚式があり、フライトの都合上数日空いたので、お伊勢さんへ参拝してきたところです。

名古屋から伊勢・鳥羽方面へ行く場合、JR東海が出している伊勢路フリーきっぷがお得です。詳細はこちら

まずは伊勢市駅まで電車で行き、外宮(げくう。正式名称は豊受大神宮)まで歩きます。10分も歩けば一の鳥居に着く距離です。

手水をとり、まずは正宮参拝です。少々歩きますが、空気がきれいで頭上を木が覆っているため、涼しくて歩きやすいです。昔ながらのお伊勢参り装束で来ている中学生くらいの団体もいました。皆とってもかわいいです。

敷地内の別宮(わけみや)を回り、神馬も見て、伊勢市駅まで戻ります。そこで車を拾って内宮(ないくう。皇大神宮)まで行きました。門前町のおかげ横丁前で車を降り、まずは腹ごしらえです。内宮は広いので、おなかがすいていると行き倒れそうです。というわけで、まずは伊勢うどん。

このほかにも、浅漬けきゅうりやら玉こんにゃくやら、内宮前の旧参宮街道は、美味しいものがたくさんです。いったい何しにきたのか忘れそうになる頃、宇治橋が目の前に現れます。(人が多すぎてこの写真では見えませんが)

二十年に一度の式年遷宮では、この宇治橋も架け替えられます。五十鈴川を渡り、あとはひたすら歩きます。ごらんの通りすごい人出なのですが、不思議と苛立っている人はいません。足元の玉砂利にはごみが一つも落ちていず、誰が言ったわけでもないのに道を譲り合って行く人と戻る人の流れができている、不思議な空間です。空気はどこまでも清浄で木々は青く、神々だけではあり得ない、人だけでも存在し得ない、この世の特異点のような地が大神宮の鎮守の森でした。

正宮と別宮いくつかを巡ったあとは、門前町に戻ってすし久の手こね寿司です。すぐそばに赤福本店もあります。伊勢参り大神宮へもちょっと寄り、な感じです。江戸時代から変わらんな……

お伊勢参りは、祀られている神々と神職の方々、神領民(地元の人)とあちこちから押し寄せる参拝客までを含めての「神宮」なのだと、よくわかりました。あそこには、日本と日本人を象徴するすべてがある気がします。


投稿者 akiko : 02:27 | コメント (0) | トラックバック