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2006年05月15日
論理的思考のススメ (2)

ある命題 P の「否定」は記号 ¬ を用いて ¬P と表されます。
例えば、
例えば、命題「x は正の数である」 (x > 0) の否定は何でしょう?
さて、それを踏まえた上で次の問題を考えてみてください。
製品 (具体的に何とは言いませんが) のセールスコピーに
二重否定が使われて分かりにくくなっているので、これを少しずつ変形していきます。
遠回しな言葉遣いをした結果、(論理的な) 説得力・訴求力がかえって弱くなってしまっています。
その製品を使わせいたいなら、「使わない理由 (デメリット)」がないことよりも、「使う理由 (メリット)」があることを説明すべきでしょう。
「使わない理由はないけれど、それでも使わない」という選択も、依然として可能なのですから。
担当: 成田 (実用屁理屈検定2級)
例えば、
- 「犬である」の否定は「犬でない」
- 「赤い」の否定は「赤くない」
例えば、命題「x は正の数である」 (x > 0) の否定は何でしょう?
「x は負の数である」 (x < 0)
と答えてしまった人は残念ながら不正解。
「x は正の数でない」 = 「x は 0 以下」 (x ≤ 0)
が正解となります。さて、それを踏まえた上で次の問題を考えてみてください。
製品 (具体的に何とは言いませんが) のセールスコピーに
「(あなたが) □□□□を使わない理由はありません。」
というものがありますが、これが (論理的に) 意味するところは何でしょう?二重否定が使われて分かりにくくなっているので、これを少しずつ変形していきます。
1. □□□□を使わない理由はない
2. ¬(□□□□を使わない理由がある)
3. ¬(□□□□を使ってはいけない)
↓ (「使ってはいけない」の否定は「使ってもよい」なので…。)
4. ¬(¬(□□□□を使ってもよい))
↓ (命題の否定の否定は、元の命題に等しいので…。)
5. □□□□を使ってもよい
つまり、このコピーの主張は、「□□□□を使ってもよい」です。(「□□□□を使うべき」ではありません。)2. ¬(□□□□を使わない理由がある)
3. ¬(□□□□を使ってはいけない)
↓ (「使ってはいけない」の否定は「使ってもよい」なので…。)
4. ¬(¬(□□□□を使ってもよい))
↓ (命題の否定の否定は、元の命題に等しいので…。)
5. □□□□を使ってもよい
遠回しな言葉遣いをした結果、(論理的な) 説得力・訴求力がかえって弱くなってしまっています。
その製品を使わせいたいなら、「使わない理由 (デメリット)」がないことよりも、「使う理由 (メリット)」があることを説明すべきでしょう。
「使わない理由はないけれど、それでも使わない」という選択も、依然として可能なのですから。
投稿者 beko : 2006年05月15日 16:45
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