こんにちは、カサギです。

いやー、長かった留学生活もいよいよ終わりを迎えました。
思えばちょうど3年前、2010年の5月からこのブログをはじめたわけですが、こうして無事卒業式を迎えられたのもひとえに皆さんの応援があったからだと思います。

始めてサンフランシスコに来た日のこと、日本からのフライト9時間後に3時間も寮の前で待たされた挙句、やっと寝れると思って入った部屋にマットレスだけしかなかったときは、本気で日本に帰りたいと思いましたが(笑)、それも今となってはいい思い出です。(まあ、2度とごめんですが)

日本を出るときは野口英世ばりに「結果を出すまで日本帰らん!」と決意して渡米したのですが、この3年間で自分でも驚くくらい結果を残せたと思います。
2度のSpringShow の入選(うち1回はWinner)、Next Limited 社の RealFlow のデモリールに個人の作品が選ばれたことなど、自分でも「えぇ!?いいの自分でいいの?」と驚かされることも多かったのですが、やはり一番驚かされたのは今年のアカデミー賞ノミネートでしょう。
(詳しくは「こちら」や「こちら」の記事を見てみてください。)

実はノミネートのお知らせを聞いた後、「あぁ、あの人にお世話になったし、いい機会だからDVDを送ろう」とか、「そう言えば、この人にもお世話になったな」などなど、一人で大はしゃぎした挙句、Amazon.com で「Beasts of the southern wild 」のDVDを 4万円分近く買ってしまい、一時期部屋がレンタルショップと化したのもいい思い出です(笑)
…正直買いすぎました。

ちなみに制作会社側からは、お金もDVDも一切貰っていません、すべて自腹です。
ちょうど自分がご機嫌のときにDVDをプレゼントされた方、おめでとうございます。
…あの後金欠が半端でなかったので、今度あったとき何かおごってくださいw

と、まあこの3年間をざっと振り返ってみたのですが、「卒業式=ブログ終了」というわけではありません。
前回も言ったのですが、このブログは自分が「アカデミー賞の授賞式でレッドカーペットを歩くとき」が終了するときです。
伊達に「The Road to Hollywood」を名乗ってはいない訳ですw

とは言いつつも卒業はいい機会なので、ここらで一旦いろいろなテコ入れを行いたいと思います。
と言う訳で、しばらく連載はお休みを頂きつつ、次なる「就職活動編」に向けてネタを集めて行きたいと思います。
もちろん、その間も質問は受け付けていますし、自分のお仕事用ホームページ(http://kasagi.info)やVimeo(https://vimeo.com/kasagi)の方で、新しい作品を公開していく予定です。

それでは、前置きが長くなりましたが、Academy of Art での留学生活最後のブログを更新したいと思います。



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AAUの卒業式は、毎年 City Hall のすぐ隣にある S.F. Convention Facilities という場所で行われます。
当日は 180 New Montgomery から会場までバスが出ていたので、それに乗って行きました。

開会は11時からとプログラムには書いてあったのですが、卒業生全員に9時半までに集合との仰せが…。
それまでの1時間半何をするのか疑問に思いつつも、とりあえず会場へ。
Convention Facilities の前には大きく Academy of Art University 2013 Commencement の文字が。

父兄や関係者の入場は 10時半からだったにもかかわらず、すでにゲートには入場待ちの行列が。
ちなみに、卒業生には1人4枚ずつゲスト用のチケットが渡されるのですが、今年はそれが売り切れになったようです。
まあ、全員が来るわけでないとしても、相当数のお客さんが来ていました。

卒業生は別口から入場します。

入場したら、それぞれの学部ことに別室に移動します。
特にAnimation & Visual Effects は大きな学部なので、分かりやすいように他の学部とは切り離されています。

ん?この白いガウンの人とたちは?
と思って調べてみたら、associate degree(准学士)の人たちらしいです。
准学士は学士の一つ下の学位になるのですが、これだけ見るとこっちのほうがレベルが高そうな気が…。

この廊下を埋め尽くしているのは、ANM&VFX の修士生のみなさん。
多いと思っていましたが、修士だけでもこんなにいたんですね。

で、この部屋を埋め尽くすのがANM&VFXの卒業生。
圧巻ですねw こんなにいたのに、Effects 専攻は数えるくらいしかいないとは…。

と、言う訳で、自分もさっそく卒業生用のガウンに着替えます。
ちなみにガウンは学校が無料で支給してくれます。
別の大学では生徒に買わせるところもあるそうですが、さすがAAU。高い授業料はこのあたりで還元してくれてるみたいです。
(できれば、もっとHoudini のライセンスを買ってほしかった…)

先ほど准学士の人は白いガウンを着ていましたが、修士の人は、上の写真に加えて、こんな感じのスカーフをつけます。
ちなみに、いろんな人に聞いたのですが、誰一人としてこの四角帽子の意味を知ってる人はいませんでしたw
・・・いったい何の意味があるんでしょうね、この四角帽子。

そして、全員に名前の書かれたカードが渡されます。
(自分のメールアドレスが書かれていた部分はモザイク処理してあります)
これは、卒業証書を渡すときに呼ばれる名前を確認するためだそうで、中東や東南アジアのややこしい名前(特にタイの人の名前は半端なく長い)を、もっと呼びやすい名前に変えてもらうことができます。
この後列形成が終わって、入場の前に全員分を回収して、その順番どおりに読んでもらうわけです。

と、言う訳で入場開始。
いやー、お金かかってますねw

どうやらここアメリカでも、卒業式のテーマとしてエルガーの威風堂々第1番を演奏するみたいです。
しかも、生演奏!

卒業生の入場が終わったら、今度は学長、先生方の入場です。
なぜか先生方も、同じ格好をしての入場ですw

ちなみに、先ほどから横で喋ってるのは、同じく日本人でアニメーターで卒業生の Yohei 氏です。
前回の記事で、Traditional 2D Animation 部門で入賞していた彼ですね。

で入場が完了したら、古今東西共通のお偉いさん方のありがたい話が始まります。
…ありがたすぎで、横の人とずっと話してましたがw

ありがたいお話が終わったら、いよいよ卒業証書の授与です。
まずは、学部紹介のビデオが流され(おそらく卒業生が作ったもの)、続いて、先ほど渡した紙の順番で一人ずつ証書を受け取っていきます。

残念ながら、自分はまさに受け取っている最中だったので動画はないのですが、会場にはカメラが回っており、どうやら後でDVDにして送ってくれるようです。
この場で公開するかどうかは分かりませんが、ちょっと見てみたい気がします。

で、肝心の卒業証書がこちら↓

えぇぇぇ!なにこの安っぽい紙は!
写真だと分かり辛いのですが、安いプリンター用紙みたいな紙です。
しかも印刷のクオリティが「カラーコピー」と見間違うようなちゃちなもの…。
挙句の果てに、名前なんか書いていません。

…なんでしょう、このやる気のなさは(笑)

この後、永遠2時間近くに渡り卒業証書の授与が行われてたのですが、さすがに途中で飽きてきたので、横の悪友と二人でこっそりと会場を抜け出すことに。
…が、そこにはすでに、途中で会場を抜け出した悪い友人たちがw
と、言う訳でこの後はみんなと記念写真タイムに突入したのでした。

さて、AAU生活最後の更新はいかがだったでしょうか?

しかし、ブログの最後が、こんなやる気のない卒業証書で閉めてしまうのは自分のポリシーに反します
(↑何言ってんだ?)

と言う訳で、数々の記念写真の中から、自分の今の気持ちにもっともふさわしい一枚を紹介して終わりとさせていただきます(笑)

 

 

……

 

………

 

…………

 

……………

 

………………

 

…………………

 

「おれは学生をやめるぞ!ジョジョーーッ!!
WRYYYYYYYYYYYYY」

横の女性の視線が痛いwww

と、言う訳で3年間応援ありがとうございました。
また近いうちにお会いしましょう!

| コメント(7) | トラックバック(0)

“AUU 2013 Commencement(卒業式)に参加しました。” への7件のコメント

  1. Mike より:

    はじめまして、いまLA郊外のcollegeにいるんですがじぶんもCG専攻ということでたまたまこのサイトをみつけました。とりあえず話を伺いたいこともあるんですけどいまはまだSFにいるんでしょうか??連絡できるようならメールアドレスに連絡お願いしたいです。お手数ですがどうかよろしくお願いします!!!

  2. kasagi より:

    はじめまして、こんにちは。
    先ほどメールアドレスの方にご連絡させていただきました。
    ご確認よろしくお願いします。

  3. Ayumi.K より:

    そうだったんだwこんど何か奢るね、ほんとにww

    入社本当におめでとう!!夢への大きな一歩を進めたね\(^o^)/

  4. Yurie より:

    はじめまして、私は今サンフランシスコ市内に住んでいるのですが今年の秋からAAUのWeb design&New Media専攻を考えています。専攻は違いますがぜひ大学について色々お話伺いたいです。お忙しいかと思いますがよろしくお願いいたします。

  5. kasagi より:

    Yurie さん

    はじめまして、カサギです。
    先ほどメールアドレスの方にご連絡させていただきました。
    ご確認よろしくお願いします。

  6. Yurie より:

    Kasagi さん
    ありがとうございます。送っていただいたメールですが届いていないようなのでもう一度送っていただけないでしょうか?

    せっかく送っていただいたのにすいません、
    お手数ですがもう一度よろしくお願いいたします。

  7. saki より:

    Kasagiさん
    はじめまして。VISAについて調べていたところ、このブログに出会いました。現在日本の美術大学に通っています。
    将来プロダクションデザイナーになりたくて、ロサンゼルスシティ大学への入学を考えております。
    Kasagiさんが専攻されていた領域ではないのですが、もしよろしければメールアドレスに連絡いただけないでしょうか?お忙しいところすみません!

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PROFILE


プロフィールの詳細はコチラ

Hirofumi Kasagi (カサギ)
Effects Artist / 3D Generalist

福島県立会津大学を卒業後、2010-13年 アメリカはカリフォルニア州サンフランシスコ市にある Academy of Art University にて Animation and Visual Effectsを専攻する。

在学中から積極的に学外での映画製作に協力。
ハリウッド映画「Beast of the Southern wild」の制作に学生と言う立場で参加。
同作品は2013年度のアカデミー賞にノミネートされる。

AAUを卒業後、カリフォルニア州オークランドにあるVFXスタジオ「Atomic Fiction」に勤務。
現在もハリウッドの最前線で活躍を続けている。

【ホームページ】

【デモリールなど】

【参加作品】
(一部日本では未公開)


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