こんにちは、カサギです。

…1ヵ月ぶりの更新になります(汗
実は5月22日から3週間ほど日本に帰国していました。
実に2年ぶりの帰国です。 このブログを始めたのがちょうど2年前の5月だったので、およそ2年ぶりの帰国になると同時に、アメリカでの留学生活も残り1年を切った事になります。
日本では主に、東京のスタジオさんをいくつか訪問させていただいたり、大学時代の仲間と飲んだり、帰国の前日に完成したという東京スカイツリーを見学しようと思ったら駅にも入れなかったり(笑)と、ひさびさに息抜きが出来たと思います。
他にも、震災後一度も行けなかった福島の大学に戻って後輩の話を聞いたり、実家の長野に帰って両親や祖父母、そしてスポンサー(親戚 笑)の方がたにあいさつ回りをしたりと、3週間は本当にあっと言う間でした。それと、やはり日本のごはんはおいしいですね。しかも安い。
サンフランシスコのどんなに高級レストランも、地元の汚い定食屋でだされるあの餃子の味には敵わないでしょうw

まあ、そんな帰国の思い出話はさておき。
前回の更新の際に「4月28日がSpringShow 2012の締切」で、今期末テストと相まってデスマーチまっただ中というお知らせをしたのですが、その後何とか締め切りまでにショットの提出を終える事が出来ました。
いやー、いままでいろんなショットを担当しましたが、今回ほど途中であきらめそうになった事はありませんでしたねw(時間的な意味でも、技術的な意味でも)
締切2週間前に、「あ、このままだとシミュレーションが終わらない…」と気がついて、急きょ設定を変更したり予定していたエフェクトを削ったりと、まだまだ管理能力と予測能力の不十分さに気付かされたプロジェクトでもありました。
かなり未完成のままの作品ではありましたが、とにかく締め切りに間に合わせる事と、その中で自分の実力を出し切る事はできたかと思います。

そして時間は進み、いよいよ運命の5月18日の「AAU Spring Show 2012 Award Ceremony」を向かえたわけです。

去年5月の記事でも書きましたが、前回の Spring Show 2011 Award Ceremony では同じクラスメイトが何人も受賞する中、自分は作品すら提出してないという、実に悔しい思いをしました。
ですが今年は違います。
前回の記事で紹介した「Matte Painting」部門と、今回締切ぎりぎりまで粘った「Dynamics & Particles」部門の合計2つにエントリーしました。
(当初は「Rigging / MEL Scripting」部門にもエントリーしようかと思っていましたが、あまりの時間の無さに断念…。)

はたしてその結末やいかに!

Morgan Auditorium, 491 Post St, San Francisco

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開場は昨年とおなじく Morgan Auditorium にて7時半から行われました。
…去年は遅刻して行ったため席が後ろの方でしたが、今回は同じく別部門にエントリーしている日本人の友達と7時から席を取りに行っていました。

開幕直前のオーディエンス席の様子。去年よりも人数が増えた気がしますね。
ちなみにここに来ているのはほんの一部なので、学部全体ではこの3~4倍の人数がいるのではないでしょうか? (確かANM&VFX学部は、AAUの中で2番目に大きな学部らしいです)

ちょっと遅れて8時に授賞式開始!
最初はいつも通りボソボソしゃべりのクリス学部長からの開会のあいさつです。
あと、今回受賞者の動画の編集を一手に引き受けてくれたシェーンにありがとう!と言う紹介。

各部門の受賞者の発表の前に、キャサリンが出てきて彼女のコラボレーションクラスの紹介と、今年のチーム Beast of the Southern Wild チームに特別賞が受賞されました。
…実はこのチーム自分も参加してたんですよね。
ステージに登ろうか迷ったのですが、上っていたのがプロデューサーの人達だけだったので、日本人らしく謙虚な態度(?)で今回は見守る側にしました。
と言うか、それよりも自分の作品の事が気になって、そこまで気が回らなかったって事もありますw

そして、いよいよ授賞式へ…

まずはこの男がやってくれました。

なんと、いきなり日本人の友達が Animatics (動く画コンテ部門)で 1st Place(最優秀賞)を獲得!
彼の名前は Yui Kurita
専攻はイラストレーションなのですが、今回なぜかANM&VFXに飛び入り参加w
ご覧のとおり、かなり面白いキャラクターをしているのですが、彼の実力は某P社(本人が秘密にとの事なので)のアートディレクターもうならせる実力だったりします。

彼の作品は以下のURLから見る事ができます。

ホームページはこちら
http://yui-kurita.blogspot.com/

 

 

 

続いてANM&VFX の中でも最難関のアニメーション部門の授賞式です。
ここでも日本人が快挙を成し遂げました。

Yui に続いてなんと Ryo Wakasugi もアニメーションダイアログ部門で 2nd Place (優秀賞)を獲得しました。

…で、席について「おめでとう」を言っているその時に…

なんと、ダイアログ部門に続き、アニメーションテスト部門でも 2nd Place 受賞と言う快挙!
特に応募人数の多いこのアニメーション部門で、日本人が2部門で選ばれた事って過去にあったのでしょうか? これには周りりにいた他のアジア圏の友達もびっくり。
「今年、日本人強いよね…」

しかし、日本人の掛け声(自分も含む)が「なんかやれーっ」ってのは結構ひどいですよねw
原因はすべて前の人が原因のような気がしますが…。

ちなみに彼の作品は以下のURLから見る事ができます。

ホームページはこちら
http://ryowakasugi.com/

 

 

 

 

…正直、胃が痛くなってきましたw
さて、残すところは自分の作品なわけですが…

とくと見よ!これがアメリカに渡って2年間の成果だッ!!

 

……

………

イヤッッホォォォオオォオウ!(感涙)

動画でも聞こえるかもしれませんが、思わず日本語で「やったーっ!」って叫んでますw

受賞した瞬間は頭が真っ白で気がつかなかったのですが、後から見ると結構拍手が多いのと、名前を呼んでくれた人が多くてびっくりしました。

なぜにジョジョ立ち?とお思いの方もいるかと思いますが、先のメンバーが受賞した後、「じゃあ、もし1st だったら、ステージでJOJO立ちね」ってのを「本当に受賞したらねー」と面白半分で約束してしまったのでやりました。
まあ、うれしさのあまりやってから気がついたのですが、どう考えてもこれって罰ゲームですよね(笑)

と言う訳で苦節2年、とりあえず第1目標であった AAU Spring Show 「Dynamics & Particles」部門にて、見事 1st Place (最優秀賞)を獲得することができました。

このブログを読んでくれているみなさん、本当にありがとうございました。
今回の受賞は、ひとえにこれまで応援してくれた皆さんのおかげです。

…ちなみに、うれしさのあまりこの後カメラを回すのを忘れていて「Matte Paint」の結果を撮り忘れたのですが、こちらは残念ながら落選という結果に終わりました。
まあ、この後の動画でも紹介するのですが、今回のMatte Paint 部門はかなり優秀な作品が多く、自分が見ても「これは入賞は無理だったな…」と自分の中で納得のいく結果だったので良しとします。(まあ、かけた時間もDynamics&Particlesに比べれば、かなり少なかったので)

今回1st Place を受賞した作品はこちらになります。

 

授賞式が終り、恒例のあのノリノリおじさん(失礼)のスピーチです。

…。
えー、この後20分くらいリサイタルが続いたのでカットさせて頂きました(笑)

最後に、今回受賞した作品の一部を紹介したいと思います。

落選した「Matte Paint」部門と、受賞した「Dynamics&Particle」部門でした。
他の部門に関しては、おそらくSpring Show 2012 が終了次第、いつものVimeoのサイトの方に掲載されると思うので、発表され次第こちらでも紹介したいと思います。

 

さて、1ヵ月ぶりの更新だったので、いつもの倍くらい時間をかけてお伝えしてみました。
実は自分が日本に帰っている間に Spring Show 2012のオープニングセレモニーは終わってしまったらしく、受賞者本人不在のままで先生たちの講評も終わってしまったようです。

と言う訳で、次週からまた数週間にわけてSpring Show 2012 の受賞作品の紹介をしていきたいと思います。
いやー、本当にありがとうございました。

 

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プロフィールの詳細はコチラ

Hirofumi Kasagi (カサギ)
Effects Artist / 3D Generalist

福島県立会津大学を卒業後、2010-13年 アメリカはカリフォルニア州サンフランシスコ市にある Academy of Art University にて Animation and Visual Effectsを専攻する。

在学中から積極的に学外での映画製作に協力。
ハリウッド映画「Beast of the Southern wild」の制作に学生と言う立場で参加。
同作品は2013年度のアカデミー賞にノミネートされる。

AAUを卒業後、カリフォルニア州オークランドにあるVFXスタジオ「Atomic Fiction」に勤務。
現在もハリウッドの最前線で活躍を続けている。

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(一部日本では未公開)


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