會津復古會は、頑固一徹、昔ながらの商人道を守る老舗の集団です。
すなわち「ならぬことはなりませぬ」「士魂商才」「眞善美」の會津教学にもとづく、商人哲
学、商人の美学を追究して止まぬ、志の高さを誇っています。
古い店構え、風にはためく長のれんをくぐると、温ったかな雰囲気。あついおもてなしの心。
其処には、近代商法が忘れかけている何かがある筈です。

天生年間が終わるその昔、豊臣秀吉の奥州仕置きによって伊勢松坂から会津に移封された蒲生氏郷公は黒川の里を若松と改め、七層の天守、鶴ケ城を建て、郭内を武家、郭外を町方と分け、堅固な城郭を築きました。郭内は20メートル前後の道路を縦横に走らせる思い切った都市計画を行いました。また、郭外郭外大町と一之町角に札の辻をつくり会津五街道交通と商業の中心地と定め、両角に商人司簗田家、検断倉田家、馬場通りには検断坂内家を配し問屋豪商が一之町通りに軒を連ねました。一之町には大町口、馬場口、甲賀町口の3つの郭門があり、武士町人が行き交う城下一番の繁華街となりました。つまり、氏郷公が郷里日野から近江商人を招き「楽市楽座」(楽売楽買の自由市場)を興したのが一之町であり、古い記録には「市之町」とも書かれてあり、会津商人はここに店を張るのが夢でありました。

会津復古會は昭和46年9月20日、鈴木屋利兵衛に於いて発会いたしました。同会設立発起人の5店鋪は、現在も中心街一之町界隈に店を構え、ここは會津復古會、発想の原点であります。

會津復古會は酒、漆器、菓子、料理、織物、桐箪笥、民芸細工など、会津の長い歴史と文化を守る伝統産業の名門、老舗の仲間組織であります。

「ならぬことはなりませぬ」「士魂商才」「真善美」の商人哲学をひたすら追求実践し古き良きものを残して、後世に伝えていきたいと考えます。