« もうすぐイースター | メイン | イースター »
2003年04月15日
トリアー行ってきました
今日(月曜日)に日帰りの観光旅行に出かけたので、更新を一日ずらしました。実は現在、会津大学から恩師の一人がゲスト研究員で4週間こちらの大学に来ています。それで、皆でトリアー(Trier)観光に行ってきました。
トリアーはザールブリュッケンから電車で国境に沿って1時間北上したところにあり、ルクセンブルグがすぐそこです。トリアーはドイツ最古の街であり、ロマネスク、ゴシック、ロココと建築様式のまったく異なる建物(教会や宮殿)が立ち並ぶかと思えば、写真のポルタニグラ(Porta Nigra:ラテン語で「黒い門」の意)、ドイツ語でカイザーテルメン(Kaiserthermen)と呼ばれる大浴場跡、円形闘技場跡などローマの遺跡も数多く残されています。かつてあったローマ神殿は現存していないそうです。トリアー周辺はユリウス・カエサル(Julius Caesar:英語読みはジュリアス・シーザー)の「ガリア戦記」に征服の記録があり、大ローマ帝国の一部でした。他にも、トリアーを流れるモーゼル河ではローマ時代にかけられた橋脚がいまだ現役で使用されているそうです。ローマ人の土木技術の高さは驚くべきものがありますね。
ドイツの大聖堂(ドイツ語ではDom(ドーム))といえば完成まで600年以上費やされたケルン(Koeln)の大ゴシック建築が最も有名ですが、マインツ(Mainz)とトリアーのロマネスク建築も有名です。この3箇所の大司教は代々神聖ローマ帝国の選帝候(※)であり、その権威は絶大なものがあったようです。
トリアーの大聖堂は大きさもさることながら、内部はえもいわれぬ素晴らしさでしたよ。以前行ったメッツ(Metz:フランス)のゴシック式教会とはまた違った迫力でした。クリスチャンでもなんでもない私にとって神様そのものははっきり言ってどうでもいいんですが、ああいった物を造ったのが人の手であるというところに何より感動を覚えます。深い信心の力は素晴らしい。それは決して外に向かって攻撃的になる種類のものではないと思いますが、二言目にはジハードしか言わない人々も政治の舞台でゴッドゴッドうるさい人も、そのへんどうなのよ?
トリアー周辺はモーゼルワインの産地でもあります。日本にもあるんでしょうか。日本でほとんどワインを飲んだことがないのでよくわからない・・・ワインに詳しい人は良かったら探してみてください。
それにしてもヨーロッパ、見るべきものがありすぎて困ります。モンサンミッシェル(Mont St-Michel:フランス)は絶対行けとか、ルーブル美術館と大英博物館は外せないだとか、南仏の太陽は素晴らしいとか、ドイツ国内ならハイデルベルグ(Heiderberg)の城とフュッセン(Fuessen)のノイシュヴァンシュタイン城に行けとか、バーデンバーデン(Baden Baden)で温泉に入れとか、マインツでライン河下りをして古城を眺めながらワインの新酒を飲んでこいとか、オーストリアのザルツブルグとウィーンは市街地が世界遺産指定なだけあって素晴らしいとか、イタリア北部はどの街に行っても美術品で溢れているとか、どうせ見るならスペインのサグラダファミリアだろうとか、いろんな人がいろんなことを言うのでもうわけがわかりません。とりあえず旅行先の候補には困らないということで。困るのは予算ですかね。この中でいくつ見られるかなー。先々楽しみです。
※選帝候:選挙候ともいう。ドイツ語でKurfuerst。中世から近世におけるドイツ王国(神聖ローマ帝国)において、皇帝選挙の権利を与えられた者のこと。
投稿者 akiko : 2003年04月15日 07:42
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://aizu.nowhere.co.jp/mt/tkevn244.dir/2570
