東欧からシベリアの湖沼に生息する外来魚です。
魚体は雪のような銀白色で、小さな口と大きめの目が特徴です。
サケの仲間で、0〜27度の水温に生息し、プランクトンを食べて生活するおとなしい魚です。
ヨーロッパではポピュラーな魚で、古くから食べられており、現在では盛んに養殖され、鮮魚の他、燻製や塩漬けとして流通
しています。 日本へは昭和50年代に盛んに導入されました。山間地での湖沼放流や養殖魚としての利用が目的で、長野・山梨県では定着し信濃雪鱒(シナノユキマス)の名前で親しまれています。
福島県(内水面試験場)へは昭和63年に長野県から卵で持ち込まれ、平成3年からは採卵が、平成5年から本格的な生産が可能となりました。現在は福島県の新たな魚として売り出すために積極的にPR活動を展開しているところです。
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