« 病院選びについて | メイン | おなかすきました。 »

2003年05月13日

ドイツのビールとリサイクル

昨日(日曜日)は夜中まで学校にいて写真を撮りに行けなかったので、更新がずれました。悪しからず。

今日の写真はダウンタウンの広場です。年末にクリスマスマーケットがあった場所なんですが、屋台がなくなるとかなり広いところです。ここのところ天気が良いので、カフェというカフェが写真のようにテーブルを外にも設置しています。平日は17時くらいから、土曜にいたっては午前中から、ビールやワイン、コーヒーを飲みながらのんびりする人たちで混み始めます。ドイツビールは冷やして飲むスタイルではないものがほとんどなので、外に持っていっても平気です。

しかし、室温で飲むビールだと、風呂上がりの一杯が特に幸せでないのが難点です。まあそもそも、アパートはシャワーブースのみでバスタブがないので、いまいちバスタブに浸かった後の感じとは違うわけですが。バーデンバーデン(※)あたりに行けばいいんですかね。でもどうせ温泉に行くなら、硫黄くさいお湯か檜風呂がいいなあ・・・なんだか書けば書くほどに自分のおやじくささが露呈していくようなので、このへんにしておきます。

せっかくなのでこのままビール話を続けます。私が普段家で飲むのはシュロス(Schloss)シリーズが圧倒的に多いです。これは安くてうまいという素晴らしいビールです。一缶(0.5リットル)で0.3ユーロ(30セント)以下ですよ。他のビールに負けず劣らず、穀物の味と香りがしっかりしていて美味しいです。ピルスナー、モルツ、その他(←要するにドイツ語がよくわかっていなくて説明できません。すみません)と種類も充実しています。

実際に買う時には、一缶・一瓶につき25セントのディポジットを払い、別レシートや店特有のコインなどをもらいます。これにはビールだけではなく、コーラなどのアルコールフリー飲料も含まれます。これはリサイクル促進のためにとられている措置で、店で次に買い物をする時に缶や瓶を持っていくと、レシートやコインと引き換えにディポジット分が買い物の合計から差し引かれて還ってくる仕組みです。アメリカにも似たようなシステムがあったのですが、こちらはディポジットが一缶あたり3セントとか5セントだったので、缶はそのままごみに出していました。が、さすがに1缶25セントとなると大きいです。Schlossに至ってはビールの値段とほとんど同じですし。さすがに世界でもごみ処理やリサイクルに関して早いうちから取り組んでいる国だけあります。そして私の部屋にはまだ返しに行っていないビール缶がごろごろ・・・普段は学校帰りにスーパーに寄るので。週末に持って行こう持って行こうと思いつつそのままになっています。とほほ。

まあ、ドイツ人のビール消費量からみて、こうでもしないとあっという間にごみ処理場がビール瓶や缶のごみで埋まってしまいかねないわけですが。ちなみに、私はドイツビールは好きですが、どこの国であれ酔っ払いは嫌いです。自分も酒飲みなんですけどね。飲兵衛のほとんどがそうであるように、自分以外の酔っ払いは許せないというこの自己中心的ぶり、少しは寛容にならなくてはと思いつつもやはり木曜日や金曜日の夜のバスには乗りたくないです。つくづく思うんですが、酔っ払いとおばちゃんに国境はないですね。


※バーデンバーデン(Baden Baden):ドイツ南西部の観光地で、ローマ時代から続く温泉町。シュトゥッツガルト(Stuttgart)やフライブルグ(Freiburg)、ストラスブール(Strasbourg:フランス。ドイツ語読みはシュトラスブルグ)から近い。

投稿者 akiko : 2003年05月13日 10:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://aizu.nowhere.co.jp/mt/tkevn244.dir/2566

コメント

コメントしてください




保存しますか?