2005年07月19日
プライバシーとは
ためしにシアトルで家探しをしてみました。物件によっては写真の掲載もあります。便利な世の中になりましたねー。などと言うとどうもばばくさいんですが。

グーグル社のビジネスを眺めていると、情報は莫大なビジネスになるんだなあとつくづく思います。と同時に、たとえば日本でも個人情報保護法が施行されたように、情報の取り扱いは今後もどんどん大きな問題となっていくんだろうなとも思います。
その顕著な例が、昨年世界中を賛否両論の嵐に巻き込んだこのグーグル社のウェブベース無料電子メールサービスGmailです。ユーザーから料金をまったく徴収せずに大容量を保証するメールのシステムを維持するからくりは、メールを文脈解析プログラムに通し、その結果に基づいて広告を表示するというところにあります。
グーグル社の検索アルゴリズムやその技術革新スピードは目を見張るものがあります。が、Gmailについては、私はどちらかといえば反対の立場です。Gmailアカウントのオファーもありましたが、どうも上記の仕組みに抵抗があって断りました。
別に見られれば大スキャンダルになるようなメールが私のところにくるわけではありませんが、そういう問題ではなくて、そのシステムにどうも賛成できないのです。検索エンジンのキーワードから広告を表示したり統計をとったりすることとは、まったくわけが違います。
Gmailに関する記事を初めて読んだ時、ずいぶん危ない橋を渡る会社だなあと少し驚きました。マイクロソフトが独禁法訴訟でごたごたしていましたが、その二の舞をさせてくれと言わんばかりです。まあこれはプライバシー擁護論者の視点であり、逆の立場からの意見もいろいろあるわけではありますが。
余談ですが、私はプライバシー意識が強いとよく言われます。って、これはいわゆる「欧米人」の特徴じゃなかったのかー!しかし、私だけではなく、実際日本人の方が他者との間に引く一線に神経質な人が多いんですよね。
利害両面ともに大変わかりやすいもの、たとえば原子力発電技術であっても、いろんな意見があるものです。ましてや、個人情報などというその定義すら簡単ではないものについては、何をかいわんやです。目に見えないものであるだけに、よけい取り扱いが難しくなっていくのだろうなと思います。
投稿者 akiko : 2005年07月19日 10:39
