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2005年09月27日

サイクリング

先週は、おそらく今年最後の夏日!ということで、友達とサイクリングに行ってきました。行き先はザールシュライフェという、ザール川が蛇行しているポイントです。まずは最寄の街(村?)まで自転車とともに電車に乗って、そこからサイクリングがスタートです。

この眺望を得るためには、かなり登らなくてはなりません。登り口までは平坦だったのですが、そこから先が…何度「電動アシスト自転車が欲しい」と本気で思ったことか。コースの途中に急な階段があるので、自転車はここまでです。自転車を置いて、残りは歩きました。ハイキングコースとしてはかなり初級レベルだと思うのですが、いかんせん普段ちょこっと泳いでいる以外は運動らしい運動をしていないので、私は歩きながらどんどん無口に…別に機嫌が悪いわけではなく、しゃべりながら歩けるほど余裕がないだけです。

途中で横切った沢があまりにも藻くさくて閉口したり、信じられない大きさのなめくじを「う”えええええー!」と気味悪がって友達から「ベルギーで似たようなもん(エスカルゴ)を食いまくっていた奴が何言ってる」と突っ込まれたりしているうちに、頂上に着きました。とてもいい眺めです。山の上にはしっかりバーベキュー用スペースがあります。ドイツ人はこのくらいの山なら肉だの野菜だの果物だのをかついで簡単に登ってくるんですよねー。ついでに私もかついで登ってくれ。

登りとは比べ物にならない速さで自転車を置いたところまで下り、そこから先も登りの苦労が嘘のような速さで下りきりました。あとはまた駅までサイクリングです。往路で降りた駅とは別の駅を目指してスタート…なかなか着きません。おそらく距離としてはそう長くないのですが、私の体力の残りもそうないわけです。というかほとんどゼロです。

ようやく駅に着いて、駅のすぐ横のレストランで電車を待つことにしました。ビールが美味いー!!どうやらこのレストランで醸造しているようです。ああ来て良かった。このビールのためだけに、また30分電車に乗ってこようかなあと半ば本気で考えているところです。次回はサイクリングなしで。これから寒くなりますし。


投稿者 akiko : 07:04 | コメント (0)

2005年09月20日

ドイツも選挙が終わりました

先日、自分でこしらえた食事で自分が腹痛を起こすという情けない事態になりました。なんせ腹痛なのでアパートから出ることはかなわず、友達に電話してヨーグルトとスポーツドリンクを買ってきてもらいました。その時に一緒に持ってきてくれたのが、これ↓です。

ホットゼリーと呼べばいいのでしょうか。なんせポーランド語で一単語もわからないもので。見慣れたアルファベット(時々ヒゲみたいなのが生えてますけど)なのにちっともわからないというのは不思議です。このホットゼリー、とても美味しかったですよ。おかげでおなかも落ち着きました。

ドイツでも総選挙が終わりましたが、なんだか結果がえらいことになっていますね。オペレーティングシステム論の基礎で必ず出てくる「デッドロック」という言葉がぴったりです。戦後最高の失業者数などがたたって解散総選挙となったわけですが、国のトップをどう変えたところで国民の意識が変わらなきゃ結局何も変わらんと思うんですよねー。

国に文句言ってる暇があったらもっと働けばいいのに、と思うことがほんとに多いです。中秋の名月を見ながら、ドイツ人ではない友達とそういうことをブツブツ言いつつ週末が終わりました。日曜日の夜は、雲ひとつない夜で最高の十五夜でしたよ。ただし少し気温が低めで、「寒いー!飲まなきゃ凍え死ぬ!」とわーわー騒いでいた私は、はたから見ればただのアル中予備軍だったかも。

こちらではいわゆる選挙カーというものを見掛けないので、候補者はどうやって選挙運動をしているのだろうとずっと思っていました。で、その選挙運動のひとつに運良く遭遇することができました。

宵の口にダウンタウンで少し夕食の買い物などをして、カフェで食前酒がわりのビールやワインをゆっくり飲んでから家に帰るのが私のささやかな楽しみです。ある日そうやってカフェでぼーっとしていると、とある候補者がカフェをまわってフライヤーを配っていました。

「やあお嬢さんこんばんは。(私のTシャツを見て)おや、サンフランシスコのハードロックカフェですか。僕も行ったことありますよ」
「はあ…」

と、素敵なおじさまから突然にこやかに話しかけられて、私はどぎまぎしてしまいましたよ。(←おじさまに弱い)
これで彼が自分の顔写真と政党名の印刷されたフライヤーを持っていなかったら、ただのナンパと区別がつかないところですね。

先週、在外邦人の選挙権に制限があることについて少し触れましたが、これについて在外選挙権制限は違憲という判決が最高裁で下されました。約10年かかったんですね。原告団の皆さんは、ほんとうにお疲れさまでした。


投稿者 akiko : 06:21 | コメント (0)

2005年09月13日

ドイツは今週末が総選挙です

iPod nanoを買うべきか見送るべきかで悩みまくっている人が多い今日このごろ、皆さんいかがおすごしですか。とりあえず、単位バイトあたりのコストパフォーマンスがあまり良くないからどうしようかなあとか悩んでいる私の友達は、素直に普通のiPodを買った方がいいと思います。

例のグーグルマップスが、いつのまにかゼンリン社と提携して、日本も地図で遊べるようになっていました。ハイブリッド機能もついて、どんどん楽しいサービスになってますね。アメリカの大都市のように賃貸情報も提供してくれるととても便利なんですが、そこまでいくかな…

日本の衆院選が終わり、ドイツは今週末が総選挙です。あちこちに候補者のポスターを見掛けるんですが、日本のようにポスターを貼るボードが決まっているということはないようです。なんせ、あちこちの木に縛り付けてあるくらいでして…つまり、ポスターの枚数は党の予算しだいということでしょうか。選挙が終わったらちゃんと回収するんだろうな…あまり見目よろしいものではありませんので。

それにしてもシュレーダーさん、人相悪すぎます。カメラを睨みつけているポスターを見て、少し笑えよと思ったんですが、別のポスターでやや笑顔の彼を見て考えを変えました。笑顔のシュレーダーさんは、もっと怖かったです。

私は当然ドイツの選挙権などないので、ぼけーっと眺めているだけですね。というか、外国人に参政権がないのは当たり前です。よく、税金を納めているんだからと言われますが、税金は公共サービスを受けるための対価であり、参政権とはまったく別の話です。個人的に、今回の衆院選で外国人参政権の導入を公約に掲げる政党が議席をとらなくて本当に良かったと思っています。

前にも書きましたが、外国人であることの利点は、その国に嫌気がさしたらいつでも出て行って金輪際かかわらないという選択肢が存在することです。そんな立場で選挙権をよこせだなんておこがましい。そんなにその国の国政に関わりたければ、国籍を変えるという選択肢はちゃんと存在するのです。

日本は、外国人参政権なんて寝言よりも、在外邦人の選挙権にいちじるしく制限があることを早くなんとかしてほしいものです。

投稿者 akiko : 20:28 | コメント (0)

2005年09月06日

カトリーナとか台風14号とか

ニューオーリンズ、大変なことになっていますね。いったい何なんですかあれは。北斗の拳?

ニューオーリンズだけではなく、ニューオーリンズからの避難民が流れてきた周辺の街も似たり寄ったりのようです。なんだかなあ。まず街を武力制圧しなくては救援活動が何も始められないって、もうイラクかアフガン並なのでは。国内で難民が発生する先進国って、何かが違う…。ニューオーリンズではありませんが比較的近くに知り合いがいて、難民が流入してきたその街も目に見えて物騒さが増しているとのことで、少し心配です。大丈夫かな。

信じられないほど対応が後手後手に回っているアメリカ政府も政府ですが、あのニューオーリンズの状態を見る限り、被災者も被災者で、どっちもどっちですね。どちらかといえば、自国民をしっかり教育してこなかったこれまでのアメリカに非があるような気がします。

が、それにしたって、あの何かの糸が切れたような無秩序さは何なんでしょうね。結局自分で自分の首を締めているだろうに…奇しくもアメリカの暗部を世界にさらけだしてしまったという感じです。阪神大震災の時に海外メディアが「なぜこれで暴動が起きない?!」と驚いていたといいますが、もうどっちが「普通」なんだか…グローバルスタンダードって何よ?←ちょっと違う

たしかにアメリカ政府の対応は遅すぎますが、あれだけ暴れまわっておいて「救助が遅れているのは黒人差別だ」もないもんです。そのエネルギーを、自警団のひとつも作るとかせめて避難所のゴミを拾うとか、なぜそういう方向に向けようとしないんですかね。差別だ差別だとわめけば優遇措置が降ってくると思っているのだとしたら、そりゃ大間違いというものです。

日本も台風で、早くも東京の一部が水浸しのようですが、皆さん大丈夫ですかー?今度の台風、かなり大きいですよね。おめめぱっちりだし。日本にいた頃、建物や人がまったく台風慣れしていない会津の方が、しょっちゅう大きな台風の直撃を受けていた実家(九州)より恐かったことを思い出します。私は、東北の人が「台風の目に入るといきなり風も雨もやんで青空が見える」ということを知らないというのにカルチャーショックを受けました。まあその東北の人たちも、私が「スタッドレスタイヤってなに?」と言うのを前に言葉を失っていたわけですが。日本て広いな。


投稿者 akiko : 06:01 | コメント (0)