江戸時代の初期に生産が始められた会津木綿は、主に普段着・仕事着の実用的な用途に使われてきました。約400年の時を越え、今もその名残りをとどめ、模様はシンプルな縞柄、そして生地はやや厚手に丈夫に織り上げてあります。時代の変転と共に使われ方は、お客様の工夫により多様化し、大きく変わりました。シャツやワンピース、インテリア用品、そしてパッチワーク等の手芸材料としても広く愛用頂いております。機械は今も骨董品のような古い設備を使っておりますが、これからも会津木綿らしさを大事にして、仕事を続けたいと考えます。