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2001年07月09日

7月4日は独立記念日

皆様七夕は如何お過ごしでしたか?こちらは、7月4日が独立記念日でした。あちこちでパレードや花火があった模様です。私も、ポートランドまで花火を見に行ってきました。といってもポートランドの花火ではなく川の対岸にあるバンクーバーの花火なんですが。バンクーバーといってもカナダのバンクーバーではなく、隣のワシントン州の地名です。あと、念のために書きますが、ワシントン州とワシントンD.C.は違いますよ。混乱してしまった人は地図帳をチェックしましょう。

写真は是非独立記念日の花火を!と思ったのですが、デジカメで花火はうまく撮れず・・・写真は、去年のものを人に貰いました。私に芸術のセンスはやっぱりないー。とほほ。打ち上げ花火の他にも沿道やら公園やらでいろんな人が花火をやっていて、楽しいというよりは身の危険を感じるといった方が正しかったような独立記念日でした。身の危険というのはこの場合、いつ何時花火が自分に向かって飛んでくるかわからないという意味ですが。アメリカ人はやっぱり良くも悪くも限度を知らない・・・。まあ花火そのものは別にいいんですが、誰も片付けて帰らないのは問題大有りでしたね。

独立記念日の存在に象徴されるように、この国はずっと自由への闘争を続けてきてそれは今でも続いているのだとよく思います。奴隷解放運動しかり女性解放運動しかり。自由とはどうやら、天から降ってくるものでは決してなく、ものすごいエネルギーを費やして掴み取るもののようですね。しかし、そのような国でさえ、なおガラスの天井は存在すると感じることがあるのも事実です。自由の国アメリカ、とはよく使われる言い回しですが、それは半分ほど真で半分ほど偽であるような気がします。

しかし、チャンスの数とそれを掴み取って這い上がっていく方法の多様さという点はアメリカ社会の賞賛されるべきところだと思います。ここで数度書いていますが、アメリカの社会の間口の広さと懐の深さは見習うべき点かもしれません。それが多少の(かなりの?)ルーズさを許容できなければならないというおまけはついてきますが。

話は少々飛びますが、独立記念日といえば、インドネシアの独立記念日は8月15日です。日本が戦争に負けた日ですね。これが何を意味するかは私が説明するまでもないでしょう。このようなことを知らない日本人が他国に軽んじられたとしても、それは仕方のないことのような気がします。しかし、知らないで済まされることでは断じてありません。私がこちらに来てから英語で喋る時に一番緊張して冷や汗をかいたのは、入国審査でもプレゼンテーションでもなく、中国人の友達と従軍慰安婦について話した時でした。このようなことに関しては、無知とは罪であり恥であると思います。アメリカ人も原爆に対して同じように感じてくれれば良いのですが・・・どこの国も自国に都合の悪いことは隠したがりますからね。

投稿者 akiko : 2001年07月09日 16:36

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