« 国際婦人デー(ミモザの日) | メイン | はやぶさ »

2006年03月17日

CeBIT2006

月曜日から水曜日まで、CeBITのためハノーファーに行っておりました。うちの研究所が私の研究グループから展示物を出したもので、その担当です。研究グループ内の持ち回りで、私は最後の三日間です。片付け要員として、これほど役に立たない人間もいないと思うんですけれども。

さて、CeBITです。交替で時間を作って、時々見て回ってきました。が、いかんせん広すぎます。あまりの広さに何が何だか…いろいろと面白い展示もあるんですけどね、その面白い展示に行き着くまでが大変です。

CeBITの謳い文句は、世界最大のIT系展示会というものです。個人的には、今の規模の4分の1、いや5分の1でいいと思うんですが。そのかわり、選考制にしてほしいです。見るべきもの1に対して、どうでもいいもの100…という印象が強いです。ビジターとしては広すぎて、展示者としては規模の大きさのためあまりに主催者の手際が悪いと感じることもいくつかありました。

この、いまいち良いとはいえない印象は、研究者の視点だからかもしれません。私がいた学術ホールは、そこそこ面白い展示が多かった気がします。人の脳から直接入力信号をとりだす研究や、人の手の動きを忠実に再現するためのロボット、最新のアイトラッキング機器などなど、いろいろありました。ついでに、同じホールの富士通ブースが5時からハッピーアワーでカクテルをサービス…ヨーロッパの、大人の間ではこういったことに大らかな点、かなり気に入っています。

なかなか面白いと思った企業に、精密機器を傷つけない液体を開発した化学系の企業があります。(リンクはこちら)普通のディスプレイが液体の中に浸かっていました。デモ用の器もあって、携帯電話でもなんでも入れられるようになっていて面白かったです。熱伝導率などを詳しく聞いていないんですが、うまくすれば水冷にも使えそうです。



投稿者 akiko : 2006年03月17日 02:14

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://aizu.nowhere.co.jp/mt/tkevn244.dir/3181

コメント

コメントしてください




保存しますか?