« 2006年07月 | メイン | 2006年09月 »

2006年08月29日

ストックホルム

引き続き盆休みスウェーデン編です。見事に何もないところにある友達の別荘に別れを告げ、ストックホルムです。わー都会だー。ビルがあるー。ストックホルム中央駅は、広くてとても綺麗です。
ストックホルムはもちろんスウェーデン一の都市なのですが、なんだか人はのんびりしています。人口密度のせいでしょうか。道がわからなくて誰かに聞くと、わらわらと人が集まってきます。どうしたどうしたー、なんか外人さんが困ってるぞー、とたくさんの人が集まって道を教えてくれます。ありがたいんですが、何もそんなに集まってこなくても……パリあたりとはだいぶ違うものですね。

ストックホルム旧市街地は、小さくてかわいい路地がたくさんありました。ザルツブルクの旧市街に似ています。ただし、スウェーデン人がオーストリア人よりでかいためか、路地の幅も広めですが。



ダウンタウンには国立博物館、現代美術館、ドクターノーベル博物館、ヴァーサ号博物館、王宮といろいろあります。美術館・博物館は、月曜日が軒並みお休みなので注意しましょう。

このうち、国立博物館とヴァーサ号博物館に行ってきました。国立博物館は、そう大きいものではないにもかかわらず、コレクションが充実しています。なぜかフランドル派の絵がたくさんあります。

ヴァーサ号博物館にあるヴァーサ号は、17世紀の軍艦で、出航直後に突風のため沈没しました。それが300年以上経って引き上げられ、壊れた部分は修復(といっても5%ほどだそうですが)されて、現在は博物館内に展示されています。

写真がうまく撮れなかったのですが、見事な船でしたよ。これが作られたのは、日本でいえば江戸時代初期です。よく残っていたなー。船をぐるりと囲む形で回廊が作られていて、そこから船を覗き込むようなつくりになっています。普通はそのようになっていますが、来場者100万人ごとに、特別に船の中に入れてもらえるんだそうですよ。

投稿者 akiko : 06:02 | コメント (0) | トラックバック

2006年08月17日

スウェーデン

ヨーロッパにいて盆休みもないものですが、ちょうど週末が飛び石連休になったので、少々休みをとって遊んできました。行き先はスウェーデン、友人の別荘です。

フランクフルトから飛行機…ですが、奇しくもこの前日、イギリスで大規模なテログループの摘発があったばかりです。預け入れ荷物なしの私は当然手荷物を開けるよう求められ、すべての液体入りボトルはチェックされました。担当の女性はおもむろに私の化粧水を開け、フンフンフンフン匂いを嗅いでいます。な、なにかわかるのかそれで?!無事に通れたからまあいいや。

フランクフルトから飛行機でスウェーデン第二の都市ヨーテボリへ、そこから電車で北に1.5時間、さらに迎えにきてくれた友人の車で1時間ほど走り、ついた先は湖とその家以外何もないところです。なんて贅沢!庭先に船着場まであります。

この旅の主目的は、「みんなでざりがにを食べてシュナップスを飲もう」です。シュナップスは蒸留酒の一種ですね。だいたい40度ほどで強めのお酒です。そのシュナップスの瓶がごろごろ、ビールにいたっては箱単位で運び込まれ、テーブルの真ん中には主役のざりがにがずらりと並んでいます。人間20人弱に対し、ざりがには実に13kgです。

ざりがにを食べるのは初めてだったのですが、要は小さめのロブスター、もしくはハサミつきのエビですね。ざりがにの身はエビと同じ舌触りに、味がカニといったふうです。やっぱり一番美味しいのはミソ!なんといってもミソ!です。スウェーデン人は「まあ食べる人も…いなくはない…けどね…」といった反応で、私はこれ幸いと他人のざりがにの頭を奪ってしっかり食べまくってきました。

のんびりできて美味しいものが食べられて、とてもよいところでした。招待してくれた友人に大感謝です。体力がなくておまけに怠け者の私は、いわゆる都市型観光より、こういうだらけ型の方が合ってます。とはいえ、せっかくですからその後にストックホルム観光もしてきました。これについては次週お伝えします。


投稿者 akiko : 21:31 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月11日

二重請求

だいぶ大抵のことでは驚かなくなってきましたが、まあ驚きはしなくともよくて苛々、最悪の場合憤死しそうなほど頭にくることというのは、たまにあります。

今回は、電話代の二重請求です。どういう仕組みかといいますと

・なぜか私のアカウントが二つ
・ブロードバンド接続ぶんが電話代として加算

定額のため、もちろんモデムは繋ぎっぱなしなので、24時間かける一月ぶんの電話代ということになります。もちろん、これとは別のアカウントで、ブロードバンドの料金と電話代(国内の、携帯電話ではない番号にかけるぶんには定額)はきちんと支払っています。

最初にこの間違いが発覚した際の分は既に銀行から引き落とされてしまったので、その後の引き落としを止め、電話会社に事態の改善および払い戻しを求めました。まあおわかりかと思いますが、何ひとつ変わらないまま、次の請求書をいただきました。ええ、こんなことでいちいち驚いてはいられません。

そうこうしているうちに、電話会社の顧問弁護士名で手紙がきました。むしろ、この方がよほどストレスがないというものです。サービスセンターやカウンターの、何の役にも立たない有象無象の間をたらいまわしにされるより、この件の取り扱いについてきちんと責任を負った弁護士相手の方がよほど楽です。

というわけで、現在、あちらの弁護士に状況説明の段階です。会社には腹が立ちますが、弁護士さんはむしろお気の毒です。こういうことがあるのは、けして珍しくはないんでしょうしね。


投稿者 akiko : 06:02 | コメント (2) | トラックバック

2006年08月02日

引越し完了

新しいアパートに引っ越してだいぶ経ちましたが、ようやく古い方のアパートを完全に引き払う手続きをしました。まず何をするって、掃除につぐ掃除です。頭金が戻ってきますように〜と念じながら掃除をします。

契約書にもよりますが、普通、5年以上住むとただの掃除だけではなく壁を塗り直したりする必要があるそうです。私の場合はこれにあてはまらないので、普通の掃除をやや念入りにやる程度ですみました。とはいうものの、たとえばあまりに劣化が激しい場合などはそれなりの修繕をする必要があります。もしくは、その分前金から引いてもらうかですね。基本は「借りたときの状態にして返す」です。経年劣化という概念はまずないと思いましょう。なんせ、台風も地震もなく、家とは石で作って何百年も使うもの、でずっとやってきた欧州なのです。

このチェックの厳しさはそれこそ大家さん次第なので、ちょっとびくびくしながら掃除をしました。ついでに、いまいちドイツ語が読めていないので、掃除用の洗剤から変なガスが発生しませんように…とやや腰がひけつつ、水回りなどは強めの洗剤でごしごしです。ちなみに私、掃除用洗剤の塩素の匂いがけっこう好きなんですよね。掃除したぞ!という気分になるのが嬉しいんです。変態かも。

私はかなり大雑把なほうだと思うんですが、なぜか大家さんには気に入られっぱなしでした。あなたは綺麗に住んでくれるから助かるわーと…いや、これは普通レベルだと思います…って、よっぽど他の人がアレなんでしょうか。日本人は店子として人気が高いとよく言われますが、当の日本人はなぜこうも気に入られているのかよくわかっていなかったりします。(笑)

さて、新しいアパートで私はすっかり掃除魔です。別に私が特にきれい好きというわけではなく、単に「私の髪の毛が一番太くて一番黒くて、床で一番めだつ」から気になってしょうがないのです。


投稿者 akiko : 02:16 | コメント (0) | トラックバック