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2006年05月30日
日本科学未来館
ちょうど脳の特別企画展をやっていたほか、常設展示も面白いものがたくさんありました。環境共生型住宅や宇宙ステーション居住棟、スーパーカミオカンデの1/10モデルに「しんかい6500」の原寸大模型、ヒトゲノムモデルなどなど、面白いものが目白押しです。
3階の展示室は工学よりの展示が中心で、マイクロマシンから二足歩行ロボットまでいろいろあります。超伝導コーナーでは、磁気浮上列車模型がぐるぐる回っていました。この展示室の目玉は、一日に数回行われるASIMOのデモです。

ASIMOすごいですねえ。ついこの前まで立っているのがやっとだった気がしますが、とても滑らかに歩き、階段の上り下りをこなし、フラが踊れて会話もできます。デモでは見せてくれませんでしたが、たしかASIMOは既に走れるはずです。
また一方的にしゃべるのではなく、人間のしぐさや表情、言葉からちゃんと会話をつむいでいきます。ASIMOに使われている人の顔と表情の認識アルゴリズムがうちの研究所の論文を基本にしている縁で、だいぶ前にホンダの研究者のプレゼンテーションを聞く機会がありました。さすがにASIMOは連れてきてもらえませんでしたが、面白いトークでした。というか、ASIMOがプレゼンテーションしてもよかったと思いますが。あ、でもASIMOって日本語以外の言語はできるんでしょうか。
そうこうしているうちに、メガスターの時間です。500万個の恒星を投影できるプラネタリウムです。たった今気がついたのですが、
・双眼鏡があるとさらに楽しめます
と書いてあります。これからお越しの方はどうぞお忘れなく。
メガスターの何がすごいって、これがカールツァイス(ドイツの老舗です)でもコニカミノルタでもなく、あくまで一個人の趣味で作られたという点ですね。製作者の太平さんは、プラネタリウム製作のためにご自宅にクリーンルームをお持ちだとどこかで聞いたことがあります。どんな自宅だ!
現在上映中の「暗やみの色」は、ナレーションがとてもゆっくりした声で少し眠くなるのが難点ですが、プラネタリウムそのものは驚異的な出来映えです。
投稿者 akiko : 19:59 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月25日
大相撲五月場所

お昼すぎくらいに国技館に到着しました。この時間は幕下の取組中です。早めの時間は人もあまり多くないので、前の方の席にいって取組をみたり、国技館内をうろうろしたりしていました。取組を終えて帰るおすもうさんや、ちょうど入ってきたばかりの関取さんと時々すれ違います。やっぱりおすもうさんは皆大きいですね。
赤ちゃん連れのご夫婦が、おすもうさんにお願いして赤ちゃんをだっこしてもらっていたり(おすもうさんにだっこしてもらうと強い子に育つといいます)、国技館名物のちゃんこ屋台を待つ行列の長さにびっくり(最後尾が見えません)したり、お気に入り力士の入り待ちをするおじちゃんおばちゃんの迫力におされたり、売店でしゅうまいとやきとりどっちにするか悩んだり、いろいろと忙しい国技館です。

この写真は十両土俵入りで、このころから少しずつ席が埋まり始めます。幕下のおすもうさんも充分大きいのですが、さすがに関取衆となると身体つきが違いますね。ただ身体が大きいというだけでなく、見るからに筋肉がついています。幕内力士となると十両力士からさらに一段パワーアップした感があり、若い幕内力士など背中が筋肉で盛り上がっています。そんな生き物が真正面から頭突きをかまそうと突進してくるって…恐いな。
裸にまわし一本の力士が相撲をとるのを眺めつつ客がまわりでのんびり飲食するさまは、ほとんど古代ローマの闘技場ですね。私もお弁当を食べてやきとりを食べてしゅうまいを食べてさばずしを食べて…よく食べました。そしてよく飲みました。自分が相撲をとるわけでもないのに、不思議とおなかがすきます。
外国人力士の台頭が指摘されて久しいですが、それのどこが悪いんでしょうね。ちょっと前に、ひと部屋につき外国人力士は一人という制限ができましたが、愚の骨頂です。他国の国技をわざわざ担ってくれる物好きな外国人(失礼)なんて、そうそういるもんじゃありませんよ。どうしてもというなら、なぜ外国人を締め出す方向の努力ではなく、日本人力士を増やす努力をしないかなあ。
観客側としては、いい相撲をみせてくれる力士ならなに人だろうが関係ないです。国技館の声援も、日本人力士だろうがそうじゃなかろうが、そんなことはまったく関係ありませんでした。別にそれでいいと思うんですけどねえ。
投稿者 akiko : 05:53 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月18日
死海風呂

一見すると普通のお風呂ですが、イスラエル直輸入の死海の塩をたっぷり入れたお湯は、なめると塩辛いどころか苦くてぴりぴりします。後頭部をお湯につけてそのまま全身の力を抜くと、ぷかーんと浮きます。ほとんど水死体と見分けがつきません。
15分の入浴で、サウナ45分ぶんの効果があるそうです。浸透圧のため、25分以内でお湯から出なければ脱水症状を起こす可能性があるので、そこだけ注意しなくてはなりません。そして、あがる時にはシャワーで完全に塩分を落としきります。
また、洗い場には死海の塩で作られた全身用(髪も含む)ボディソープと石鹸が置いてあります。このボディソープで頭のてっぺんから足の先まで洗って、もう一度浴槽にしばらくぷかーん…で、最後はシャワーで全身を流しておしまいです。
ここまでは、簡単に浮けること以外普通のお風呂とあまり違いがないように感じていました。が、脱衣所で身体を拭き始めると、拭いても拭いても汗が噴き出してくるのです。
宿の女将さんに、このボディソープで全身を洗った後は化粧水などは特に必要ないと聞いていたので、ためしにそのまま何もつけないでおきました。氷水とビールをがぶ飲みしてようやく汗がひき喉の乾きもおさまって落ち着いてみると、いつのまにか肌はもちもちになっていました。死海の塩すごいですねえ。
料理は、一番最後の鯛めしが出る前におなかいっぱいになりすぎて居眠りしかけるほど出てきました。全部食べられないお客さんも少なくないとのことです。ええ私は全部食べましたよ。
朝、ふたたび大量のごはんをいただき、もう一度死海風呂で浮いてからチェックアウトしました。噴き出す汗がおさまるまで化粧ができないので、これは食事の前の方が良かったかもしれません。ともあれ、お風呂と料理をたっぷり満喫してきました。今回は行かなかったのですが、旅館近くのあわびラーメンも美味しいようです。
投稿者 akiko : 20:52 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月07日
アブソルートアイスバー東京
さて、出発前からスケジュールがものすごいことになっていて、遊ぶのに忙しくて時差ぼけている場合ではありません。まずは伸び放題の髪を切り、久しぶりに会津に行ったり、とんかつを食べたり刺身を食べたり、六本木ヒルズ大展望台に上ったりしています。
そんな中、アブソルートアイスバー東京にいってきました。スウェーデンのアブソルート社(アブソルートウォッカの会社ですね)が経営するバーです。ストックホルム、ロンドン、ミラノに続いて世界で四店目のアイスバーです。

天井と床以外はすべて氷でできたバーです。氷は、スウェーデン北部のトルネ川で切り出されたものがはるばる運ばれてきています。ゆるやかに流れながら少しずつ凍るので、一切の不純物を含まない氷ができるのだそうです。このバーの気温は、常に摂氏マイナス5度に保たれています。なんでもこの温度が、氷が溶け出さずかつ人間の顔が凍りついたりもしないぎりぎりの点なのだそうです。

この写真は壁の装飾ですが、これも氷です。もちろん、カウンターも氷、椅子テーブルも氷、グラスも氷です。ついでに、グラスは持ち帰り可能のようです。(笑)
入場料はひとり3500円で、これは防寒着のポンチョ(手袋つき)貸出料と飲み物一杯を含んでいます。もちろん、バーで飲み物の追加オーダーや新しいグラスなどを買うことも可能です。45分の入れ替え制で定員50人なので、サイトで予約をしてから行った方がいいと思います。
ついでに、お越しの方は底の厚い靴(できれば足裏ホッカイロつき)に分厚い靴下の着用をおすすめします。膝あたりまでは防寒ポンチョもあってなんともないのですが、膝下がものすごく冷えます。アイスバーの隣にラーメン屋やコーヒー屋を出したら、とても繁盛しそうです。
アトラクションとしてかなり面白いところでしたので、一度は話の種に行かれてみてはいかがでしょう。(って、なんだかアイスバーの回し者みたいですがね)